家族療法カウンセラーとは?資格取得のメリット・生かし方や試験について解説

家族療法カウンセラー

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心理カウンセラーのなかでも、家族環境のサポートをする専門家として認められる資格が「家族療法カウンセラー」です。この資格を取得するとどんなメリットがあり、どのような形で資格を生かせるのでしょうか。気になる仕事内容の詳細から試験の難易度まで、わかりやすく解説します。

家族療法カウンセラーとは

家族療法カウンセラーとは、個人ではなく家族を対象としたカウンセリングを行う「家族療法」の専門家です。家族療法カウンセラーは資格の名称であり、職業ではありません。資格の概要は以下のとおりです。

【家族療法カウンセラーの概要表】

認定団体日本能力開発推進協会
独学可能
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
費用5,600円
学習時間の目安約4ヶ月間
更新の有無なし

そもそも家族療法って何?

家族療法は心理療法の一種で、何らかの問題を抱えている家族を対象にカウンセリングを行います。通常の心理カウンセリングが個人を対象とすることに対し、家族療法は個人の問題を家族の問題として捉えることが特徴です。家族全員の悩みや問題を解決することで、家族の関係性向上を目指します。

家族療法カウンセラー資格のメリット

家族療法カウンセラー資格を取得するメリットを3つご紹介します。

<家族療法カウンセラー資格のメリット>

  • 心理学の基礎・家族カウンセリングについて学べる
  • 自宅で講座・試験を受けられる
  • 短期間で取得を目指せる

メリットをひとつずつ紐解きながら解説しましょう。

心理学の基礎・家族カウンセリングについて学べる

心理学の基礎に加えて、家族カウンセリングというやや特殊な分野について学べます。家族療法カウンセラー資格を取得することで、初歩的な心理学の知識について問われる資格取得相当の知識が身につくため、最初からやや上級の資格を取得したい方におすすめです。

多くの家庭が家族に関連する問題に直面しており、なかには子どもが虐待を受けるケースも見られます。家族療法カウンセラーとしてそんな家庭に関与することで、家族全体が抱える問題を解消させられる可能性があります。資格取得により、家族の幸せに大きな影響を与える力を備えられることが魅力です。

自宅で講座・試験を受けられる

自宅で講座を受ける女性

家族療法カウンセラー資格は、受講から受験までを一貫して在宅で行えます。試験日にあわせて予定を開けたり、通学のために家事や仕事を切り詰めたりする必要がありません。空いた時間を使って学習できるため、日中を忙しく過ごしている方でも無理なく資格を取得できるでしょう。

短期間で取得を目指せる

一例として「キャリカレ」で専門講座を受講する場合、学習開始から資格取得までにかかる期間の目安はたった4ヶ月間です。しかも1日20分の学習で、確実にプロのスキルが身につきます。集中力を保ちやすい学習時間なので、勉強に不安を抱えている方でも安心です。

家族療法カウンセラー資格の注意点

家族療法カウンセラー資格に関する注意点はとくにありません。資格取得までの期間が短く、心理学の基礎知識も学べるため、あらゆる形で勉強によって得た知識を生かせるでしょう。ただし、この資格だけで心理カウンセラーとして採用されるのは難しいかもしれません。

家族療法カウンセラー資格はどのように生かせる?

家族療法カウンセラーの資格を日常生活で生かす様子

家族療法カウンセラー資格の生かし方は、主に以下の3つです。

<家族療法カウンセラー資格の生かし方>

  • 子どもと関わる仕事に生かす
  • 自分の子育てに生かす
  • 独立開業する

仕事以外の生かし方もあるため、就職・転職を検討していない人が資格取得を目指してもよいでしょう。3つの生かし方をくわしく解説します。

子どもと関わる仕事に生かす

保育士や教員として働いている人が家族療法カウンセラー資格を取得することで、子どもの心理をより深く理解できる確率が高まります。それまでは見落としていたSOSのサインを見逃さず、家庭で起きている問題から子どもや家族を救えるかもしれません。

子どもの能力を引き出しやすくなることも資格を取得するメリットです。子どもの家庭環境が向上すれば、子どもは勉強やスポーツにより一層身を入れられるようになります。指導者として子どものポテンシャルを高めたいと考えている教育者にとっても、家族療法カウンセラーは価値のある資格になるはずです。

自分の子育てに生かす

仕事に生かすだけでなく、プライベートの子育てに知識を生かせることも資格取得のメリットです。思春期の子どもが抱える問題といえば「不登校」から「非行」「ゲームで遊びすぎる」などさまざまですが、資格を取得することであらゆるケースへの対処法を把握できるため、自分の子育てにも知識を生かせます。

独立開業する

資格を生かして独立開業もできます。心理カウンセラーというだけでは漠然としていますが「家族療法カウンセラー」は専門性を感じてもらいやすい名称です。子育てに何らかのトラブルを抱えている保護者からの相談も見込めるため、開業後の業績を安定させやすいでしょう。

家族療法カウンセラー資格の取得方法

チェックリスト

家族療法カウンセラー資格の取得方法は次のとおりです。

<家族療法カウンセラー資格の取得方法>

  1. 日本能力開発推進協会が指定する教育訓練でカリキュラムを修了する
  2. 日本能力開発推進協会のホームページから資格試験を申し込む
  3. 受験料5,600円(税込み)を支払い、問題を受け取る
  4. 自宅で資格試験を受ける
  5. 得点率70%以上で合格とみなされ、資格を取得できる

家族療法カウンセラー資格試験の難易度

家族療法カウンセラー資格試験の難易度は低めです。認定されたカリキュラムに対して真剣に取り組めば、学習開始から4ヶ月程度で資格試験を突破する知識を得られるでしょう。試験内容と合格点については、それぞれを項目別に分けてよりくわしく解説します。

試験内容

試験内容(学習範囲)として指定されているのは次のとおりです。

<家族療法カウンセラー資格試験の学習範囲>

  • アドラー心理学における家族カウンセリングについて
  • カウンセラーの心構え
  • 家族カウンセリングの基礎知識
  • 家族と子育て
  • クライエントに対する提案について
  • 思春期の子どもたち
  • さまざまな問題を抱える家族への関わり方

出題形式は筆記で、テキストを見ながら受験できるため丸暗記は不要です。

合格点

家族療法カウンセラー資格の合格基準は、全問題の合計点数の70%以上の得点です。仮に100点満点の場合、70点以上を取れば合格となります。満点を取る必要がなく、ポイントを絞って学習することで、合格に相当するスコアを狙えるでしょう。

家族療法カウンセラー以外のおすすめ資格

チャイルドカウンセラーとして働く女性

家族療法カウンセラー以外のおすすめ資格は次の3つです。

<家族療法カウンセラー以外のおすすめ資格>

  • チャイルドカウンセラー
  • チャイルドコーチングアドバイザー
  • メンタル士心理カウンセラー®

子どもに関連する資格は他にもあるので、自分に合った資格を探しましょう。

チャイルドカウンセラー

チャイルドカウンセラーは、児童心理に関する専門知識を持つことをアピールする資格です。

【チャイルドカウンセラーの概要表】

認定団体日本能力開発推進協会
独学可能
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
費用5,600円
学習時間の目安約4ヶ月間
更新の有無なし

家族療法カウンセラーと同じ日本能力開発推進協会が認定する資格です。不登校や校内暴力、いじめといった学校に関連するトラブルを解決する専門家で、主に教育現場や福祉施設、医療現場で活躍します。

チャイルドコーチングアドバイザー

こちらも日本能力開発推進協会が認定しており、子どもの隠れた力を伸ばし育てるスペシャリストであることを証明できる資格です。

【チャイルドコーチングアドバイザーの概要表】

認定団体日本能力開発推進協会
独学可能
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
費用5,600円
学習時間の目安約3ヶ月間
更新の有無なし

コーチングは「教えない」アプローチ法で、さまざまなコミュニケーションを通じながら、子どもに自発的な行動を促します。6歳~18歳までの子どもに実践できる能力が身につくため、小学校から高校までの教育現場をはじめ、児童福祉施設などでも活躍できる資格です。

メンタル士心理カウンセラー®

心理学とカウンセリングに関する知識と技能を持つことを証明するために取得する資格です。

【メンタル士心理カウンセラー®の概要表】

団体名日本能力開発推進協会
国家・民間民間
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
費用5,600円
学習時間の目安約2ヶ月間
更新の有無なし

カウンセリングを重んじる業種から重宝されます。具体的には医療、福祉、教育現場、あるいは産業カウンセラーといても活動できるでしょう。

まとめ

家族療法カウンセラーとは、家族全体の関係性を改善させるためのカウンセリングを行う能力を証明する資格です。子どもと関わる仕事に生かしやすいほか、自分の子育てに生かせることもメリットでしょう。資格試験の難度も低めなので、資格取得に慣れていない方にも取得をおすすめできます。

実際に心理カウンセラーを目指したい方におすすめの通信講座2選

今回は初心者でも在宅でプロの心理カウンセラーを目指せるおすすめの資格通信講座を二つご紹介します。

①「あなたに最適な資格が13種類から見つかる」諒設計アーキテクトラーニング

心理カウンセラーに関する13種類もの資格取得が可能なため、カウンセリングの方向性が明確な方におすすめの講座です。 例えば、子どもや夫婦・家族を相手にした心理カウンセラー資格など対象者に合わせた資格取得講座から、音楽療法が学べるメンタル心理ミュージックアドバイザーなどのカウンセリング方法が異なる資格講座まで幅広く選択することが可能です。 また、試験免除講座や個別指導も準備されているので忙しい方やしっかり学びたい方でも安心して受講できます。

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心理カウンセラー資格の一覧

②「女性のための資格通信講座」SARAスクール

日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)や日本インストラクター技術協会(JIA)認定校のこちらは、『すべての女性は輝ける』をテーマにした”女性のための資格通信講座”で、 心理カウンセラーを目指す女性におすすめです。 また、心理カウンセラー資格では講座を受講し課題を提出するだけで資格取得が可能というプランもあり、安心して受講できるのも魅力の一つ。 完全在宅のみで最短1か月で2つの心理カウンセラー資格が同時に取得できるため、仕事や家事・育児に忙しい方でも取得しやすい環境になっています。

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