高いカウンセリング能力を持つことを証明する資格に「メンタル心理カウンセラー」があります。これは心理職としては取得しやすい資格ですが、独学でも資格を取れるのでしょうか。メンタル心理カウンセラーの概要や難易度、合格するための勉強法も含めてくわしくご紹介します。
目次
そもそもメンタル心理カウンセラーとは
メンタル心理カウンセラーとは、日本能力開発推進協会が認定する民間資格です。これを取得することで高いカウンセリング能力を持つことを証明でき、医療・福祉・教育・産業界などで働く足掛かりにできます。メンタル心理カウンセラー資格の概要は以下のとおりです。
【メンタル心理カウンセラーの概要表】
認定団体 | 日本能力開発推進協会 |
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取得方法 | ・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること ・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること |
試験日程 | 随時 |
試験場所 | 在宅受験 |
費用 | 受験料:5,600円 認定講座受講料:3万8,600円 |
学習時間の目安 | 約2ヶ月間 |
更新の有無 | なし |
【結論】メンタル心理カウンセラーの資格は独学で取れない
結論として、メンタル心理カウンセラーの資格は独学で取得できません。概要表でご紹介したとおり、メンタル心理カウンセラーの資格試験を受けるためには「指定されたカリキュラムの修了」が必須です。キャリカレなどの通信講座を利用する必要があるため、独学での受験はできません。
メンタル心理カウンセラーの難易度
メンタル心理カウンセラーの難易度は低く、合格するために予備校や大学などで学ぶ必要はありません。それなら独学でも資格を取れるのではないかと感じますが、先ほどご紹介したように認定講座の受講が必須となるため、独学での資格取得は不可能です。
メンタル心理カウンセラー資格を取得したい場合は、まず認定講座を受講して、受験資格を満たしてから資格試験にチャレンジしましょう。資格試験の合格率は公表されていませんが、難易度が低いと結論付けられる理由は4つあります。
<メンタル心理カウンセラーの難易度が低い理由>
- 合格の基準は70%以上
- 自宅でリラックスして受験できる
- いつでもチャレンジできる
- 何回でも再試験が受けられる
順番にわかりやすくご紹介します。
合格の基準は70%以上
メンタル心理カウンセラー資格試験で合格する基準は、試験の得点率で70%以上を出すことです。満点を取らなくても合格できますし、すべて筆記形式で解答を行います。口述や実技などは一切なく、試験に慣れていない人でも緊張せずに受験できるでしょう。
70%以上の得点を取るために必要な学習時間の目安は約2ヶ月間です。教材にはテキストのほかにDVDも付属し、心理学の勉強が初めての方でもわかりやすい表現が使われています。また、受講期間中は専任講師が何度でも無料でサポートしてくれるので、わからないことがあればスマホからどんどん質問しましょう。
自宅でリラックスして受験できる
在宅受験できることもメンタル心理カウンセラーのメリットです。自宅で受験できるので、試験中もコーヒーやお茶を飲んでリラックスできます。また、試験では認定講座の学習に使っていたテキストを自由に見て構いません。
いつでもチャレンジできる
メンタル心理カウンセラーの資格試験は随時開催中で、試験問題を取り寄せたあとはいつでもチャレンジできます。試験日の予定を空ける必要がないため、仕事やプライベートの予定を潰さずに済みますし、会場までの交通費もかかりません。
何回でも再試験が受けられる
もし不合格になってしまっても、いつでも何回でも再試験が受けられます。反省点を次の試験に生かして再チャレンジできるため、認定講座の受講料が無駄になることはありません。ただし、試験を受ける度に受験料の5,600円(税込み)はかかるため注意しましょう。
メンタル心理カウンセラーの資格を取るための勉強法
メンタル心理カウンセラーの資格を取るための勉強法をご紹介します。
<メンタル心理カウンセラーの資格を取るための勉強法>
- 通信講座を受講する
- 検定試験に申し込む
- 試験を受ける
- 合否結果を受け取る
勉強を始めてから合格証を受け取るまでの流れを細かくチェックしていきましょう。
①通信講座を受講する
まずは通信講座を受講します。1日1時間の学習時間を取れば、約2ヶ月間で資格試験に合格するだけの実力が身に付きます。テキストの内容は以下のとおりです。
<キャリカレのテキストの内容>
- 1ヶ月目:心理学の世界を知る
- 2ヶ月目:カウンセラーとしての働き方を学ぶ
わずか2ヶ月の勉強期間ですが、心理系大学4年間の学びから、心理カウンセラーにとって必要な箇所だけが凝縮されたカリキュラムです。無駄なく必要な知識を身に付けられるため、効率よく心理学の基礎を学びたい方にとってぴったりな受講内容といえるでしょう。
②検定試験に申し込む
認定講座を修了したら、日本能力開発推進協会ホームページの「検定試験申込」ページにアクセスしましょう。住所や氏名などの必要事項を入力して申し込み、キャリカレの教材に同梱されている振込用紙を使って受験料5,600円(税込み)を振り込むと、自宅に試験問題が届きます。
③試験を受ける
試験問題が届いたら、空いた時間を使って自宅で試験を受けましょう。メンタル心理カウンセラー資格には、明確な試験時間・試験日時が設定されていません。休日の空いた時間を使って受験してもよいですし、仕事や家事を終えた就寝前の時間を使って受験しても大丈夫です。
また、試験中は認定講座で使っていたテキストを身ながら受験できます。カンニングにならないか心配かもしれませんが、資格試験の趣旨は「知識と実践力がしっかりと身に付いているか」を問うものです。丸暗記は不要で、わからない箇所は何度もテキストを見直し、考え直すことができます。
④合否結果を受け取る
試験問題への解答が完了したら、答案用紙を返送して採点を待ちましょう。試験問題全体で70%以上に正解できていれば見事に合格です。合否結果は答案を受け付けてから約1ヶ月で送付されます。合格できた場合、日本能力開発推進協会が発行する「合格認定証」を受け取ることができ、一生涯の資格として使い続けられます。
もしも不合格になってしまったら、テキストを見直したり、キャリカレの専任講師に質問したりしながら、再受験に向けて勉強を再開しましょう。メンタル心理カウンセラー資格試験には何度でも再チャレンジできます。「今度こそ大丈夫」と自信を持てたタイミングで再び試験問題を取り寄せて、同じように在宅受験を行い、合格を目指しましょう。
まとめ
メンタル心理カウンセラー資格を本などの独学で取ることはできません。しかし試験の難易度そのものは低く、1日1時間の勉強を続ければ約2ヶ月で試験に合格できる能力が身に付きます。在宅で受験でき、試験中は認定講座で使ったテキストを見られるほか、不合格だった場合は何度でも再受験が可能です。心理学を学ぶのが初めての人でも受かりやすい資格なので、ぜひチャレンジしてみましょう。
実際に心理カウンセラーを目指したい方におすすめの通信講座2選
今回は初心者でも在宅でプロの心理カウンセラーを目指せるおすすめの資格通信講座を二つご紹介します。
①「あなたに最適な資格が13種類から見つかる」諒設計アーキテクトラーニング
心理カウンセラーに関する13種類もの資格取得が可能なため、カウンセリングの方向性が明確な方におすすめの講座です。 例えば、子どもや夫婦・家族を相手にした心理カウンセラー資格など対象者に合わせた資格取得講座から、音楽療法が学べるメンタル心理ミュージックアドバイザーなどのカウンセリング方法が異なる資格講座まで幅広く選択することが可能です。 また、試験免除講座や個別指導も準備されているので忙しい方やしっかり学びたい方でも安心して受講できます。
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