独学でも取得できる心理カウンセラー資格を解説!独学のメリット・デメリット、取得方法も

心理カウンセラー 資格 独学

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心理職関連のなかには、独学でも取得できる資格があります。本記事では独学での取得を狙える5つの資格を紹介しますが、独学にはデメリットもあるため注意しましょう。

独学で資格を取得する方法、独学をおすすめできる人・おすすめできない人などの情報をわかりやすくお伝えするので、ご自身に独学が合っているかご確認ください。

目次

心理カウンセラーの資格は独学でも取得できる

心理カウンセラーの資格の一部は独学でも取得できます。本記事では、独学の定義について以下のように定めました。

<本記事における独学の定義>

  • 大学や専門学校に通う必要がないこと
  • 通信講座のみ、もしくは通信講座が不要で完結すること

さっそく独学で取得できるおすすめの資格をご紹介しますが、独学のデメリットや注意点などにも着目し、ご自身に独学が合っているのかを見極めることをおすすめします。

独学でも取得できる!おすすめ心理カウンセラー資格5選

独学で勉強できる心理カウンセラーについて話す女性たち

独学でも取得できるおすすめの心理カウンセラー資格を5つピックアップします。

<独学で取得できるおすすめ心理カウンセラー資格>

  • おすすめ資格①:メンタル士心理カウンセラー®
  • おすすめ資格②プロフェッショナル心理カウンセラー
  • おすすめ資格③行動心理士
  • おすすめ資格④教育カウンセラー
  • おすすめ資格⑤キャリアカウンセラー

資格の特徴をくわしく見ていきましょう。

おすすめ資格①メンタル士心理カウンセラー®

心理学全般の知識を持ち、とくにストレスに関する知識にたけていることを示す民間資格です。

【メンタル士心理カウンセラー®の概要表】

認定団体日本メディカル心理セラピー協会
独学可能
取得方法試験において70%以上の評価を獲得する
学習時間の目安約2ヶ月間
更新の有無なし
資格が生かせる場所医療、教育、福祉、一般企業など

この資格には受験資格が設定されていません。誰でも試験に臨むことができ、70%以上の正答率を出せば資格を取得できます。難易度も低いため、最初に取得する資格に選ぶのもおすすめです。

<資格取得方法>

  • 受験に申し込む
  • 試験で70%以上の評価を獲得する

おすすめ資格②プロフェッショナル心理カウンセラー

全国心理業連合会によって認定される民間資格です。

【プロフェッショナル心理カウンセラーの概要表】

認定団体全国心理業連合会
独学通信で認定講座を修了すれば可能
取得方法・認定教育機関で履修プログラムを修了する
・全心連による資格試験に合格する
学習時間の目安約3ヶ月間
※一般の場合
更新の有無なし
資格が生かせる場所医療、福祉、教育、産業、一般企業、司法など

難易度が「一般」と「上級」にわかれており、上級は国家資格レベルとみなされます。一般の受験資格を得るためには、242時間の履修プログラムを修了しなければなりません。この認定講座は通信で受講できます。

<資格取得方法>

  • 242時間の履修プログラムを修了する
  • 一次試験、二次試験(筆記、口頭)に合格する

おすすめ資格③行動心理士

行動心理士によるカウンセリング

人間の行動心理や思考に精通した専門家であることを示す資格です。

【行動心理士の概要表】

認定団体日本能力開発推進協会
独学通信で認定講座を修了すれば可能
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
学習時間の目安約4ヶ月
更新の有無なし
資格が生かせる場所福祉、教育、一般企業、司法、研究など

日本能力開発推進協会が指定する教育機関でカリキュラムを修了する必要がありますが、通信講座だけでも講座を受講できます。他者の行動を分析しやすくなるほか、自分自身の言動も改善させられる資格であり、一般企業だけでなく研究分野で活躍する心理カウンセラーもいます。

<資格取得方法>

  • 認定講座を修了する
  • 資格試験に応募して受験料を支払う
  • 70%以上の正答率で資格を取得できる

おすすめ資格④教育カウンセラー

学級運営に関する知識が深いことを示す資格で、教育に関連する仕事に就きたい人に適しています。

【教育カウンセラーの概要表】

認定団体日本教育カウンセラー協会
独学通信で認定講座を修了し、一定の実務経験があれば可能
取得方法・教育カウンセラー養成講座等を修了している
・相談・援助に関する実践歴が2年以上あるなど
※初級の場合
学習時間の目安
更新の有無7年ごとに必要
資格が生かせる場所教育

教育カウンセラー養成講座やそれに相当する認定講座は、通信講座だけでも修了できます。ただし、相談・援助に関する実践歴が2年以上あるなどの実務経験も持たなければなりません。すでに教育現場で働いていて、キャリアアップを目指す人ならば、独学で資格を取得できる可能性があります。

<資格取得方法>

  • 認定講座を修了する
  • 相談・援助に関する実践歴2年以上といった実務経験をクリアする
  • 資格試験に合格すると資格を取得できる

おすすめ資格⑤キャリアカウンセラー

キャリア支援を手掛ける能力にたけていることを証明する民間資格です。

【キャリアカウンセラーの概要表】

認定団体日本能力開発推進協会
独学通信で認定講座を修了すれば可能
取得方法・協会指定の認定教育機関等のカリキュラムを修了すること
・カリキュラム修了後、資格試験に合格すること
学習時間の目安約1~2ヶ月
更新の有無なし
資格が生かせる場所教育、一般企業など

「人事労務管理」や「労働法規」などの知識を用いてカウンセリングを行うため、一般企業もしくは教育現場で資格を生かせます。認定教育機関でカリキュラムを修了することが受験資格取得の条件ですが、これは通信講座だけで修了できます。

<資格取得方法>

  • 認定講座を修了する
  • 資格試験に合格すると資格を取得できる

独学では取得できない心理カウンセラーの資格

独学で資格勉強をする女性

以下の資格は独学で取得できませんが、苦労してでも取得する価値のある資格です。

<独学では取得できない心理カウンセラーの資格>

  • 公認心理師
  • 臨床心理士
  • 認定心理士
  • 産業カウンセラー
  • 臨床発達心理士

資格の詳細を見ていきましょう。

公認心理師

心理職関連の資格のなかでは、ただひとつの国家資格です。

【公認心理師の概要表】

認定団体厚生労働省
独学不可能
取得方法4年制大学、もしくは大学院において必要な科目を履修していることなど
学習時間の目安約3ヶ月
更新の有無なし
資格が生かせる場所医療、福祉、教育現場、企業、司法など

権威性ある資格を求めているなら、公認心理師の取得を目指しましょう。民間企業を筆頭に、刑務所などの司法領域で活躍する実力も身につけられます。ただし4年制大学などで必要科目を履修する必要があり、一から独学で資格を取得することはできません。

<資格取得方法>

  • 4年制大学卒業などで受験資格を満たす
  • 年1回の公認心理師試験を受験する
  • 総得点の60%以上程度の正答率で試験に合格する

臨床心理士

臨床心理士によるカウンセリング

臨床心理士は、民間資格としては権威性が高く、需要の多い資格です。

【臨床心理士の概要表】

認定団体日本臨床心理士資格認定協会
独学不可能
取得方法指定大学院を修了し、所定の条件を満たすことなど
学習時間の目安1~2ヶ月程度
更新の有無5年ごとに必要
資格が生かせる場所医療、教育、福祉、一般企業、司法など

大学院卒業などの条件が課せられるため、独学では取得できません。難易度が高いものの、この資格を生かして医療、教育、福祉、司法などの現場で活躍する心理カウンセラーは多くいます。

<資格取得方法>

  • 指定大学院の卒業など受験資格を満たす
  • 郵送で受験を申請する
  • 一次試験(筆記)、二次試験(面接)で合格する

認定心理士

日本心理学学会による民間資格で、大学などにおける過去の履修実績を資格にかえられます。

【認定心理士の概要表】

認定団体日本心理学会
独学不可能
取得方法4年制大学、もしくは大学院で所定科目を履修し必要単位を取得する
学習時間の目安
更新の有無なし
資格が生かせる場所教育、福祉、産業など

特徴的なのは、その他の資格と違って受験の必要がないことです。4年制大学や大学院で所定科目を履修し、単位を取得していることを証明するだけで資格を取得できます。

<資格取得方法>

  • 取得した単位などの情報を日本心理学会に伝える
  • 審査を受ける
  • 受理された場合に資格を取得できる

産業カウンセラー

一般企業でカウンセラーとして勤務し、社員やその家族のメンタルケアを行える能力を持つことを示す資格です。

【産業カウンセラーの概要表】

認定団体日本産業カウンセラー協会
独学不可能
取得方法・協会が実施する養成講座を修了すること、もしくは大学院等で心理学を学んでいること
または
・4年制大学の卒業者であり、指定単位を取得していること
学習時間の目安約1ヶ月間
更新の有無5年ごとに必要
資格が生かせる場所一般企業

活躍できる職場は一般企業に限定されます。しかし業務内容は多く、社員のストレスをケアしたり、パワハラなどの問題を改善したり、リストラされた社員のケアをしたりなどの業務を行います。

<資格取得方法>

  • 養成講座の修了などで受験資格を満たす
  • 年1回の試験に申し込む
  • 学科試験もしくは実技試験、またはその両方を選んで受験し、合格すると資格を取得できる

臨床発達心理士

主に障害などが原因で発生する暴力などの問題を、発達心理学などを用いながら解消させたり、ハンディキャップを抱える人のサポートをしたりする能力を持つことを示す資格です。

【臨床発達心理士の概要表】

認定団体臨床発達心理士認定運営機構
独学不可能
取得方法・発達心理学隣接諸科学の大学院修士修了後3年未満、または臨床経験が3年以上
もしくは
・大学や研究機関で研究職を行っている
あるいは
・公認心理師資格を取得している
学習時間の目安約2~3ヶ月間
更新の有無5年ごとに必要
資格が生かせる場所教育、福祉

認知症を抱えている高齢の患者や、特別支援学校におけるキャリア支援などに携われるため、やりがいを感じられる仕事に就けるでしょう。独学は不可能ですが、受験資格にはさまざまなタイプがありますから、職種・経歴によってはすぐに受験できる可能性もあります。

<資格取得方法>

  • 受験資格を満たす
  • 申請書類を購入し、手続きを行う
  • 一次審査、二次審査に合格すると資格が認定される

心理カウンセラーの資格を独学で取得するメリット

資格勉強のノートと鉛筆

心理カウンセラーの資格を独学で取得するメリットは次の3点です。

<心理カウンセラーの資格を独学で取得するメリット>

  • 自分の好きな時間に学習できる
  • 必要な単元のみを効率よく勉強できる
  • 費用を抑えられる

それぞれを簡潔に解説します。

自分の好きな時間に学習できる

通信講座だけで受講できる資格なら、休日や就寝前のような空いた時間を使って学習できます。通学などの必要がないため、社会人の方でも資格取得を目指しやすいことがメリットです。

必要な単元のみを効率よく勉強できる

認定講座の受講内容はごく一部に限定されています。欲しい資格において求められる知識をピンポイントで深められるため、効率よく勉強できることも独学のメリットです。

費用を抑えられる

費用を抑えられることもメリットといえるでしょう。大学に通う場合は数百万円単位の出費がかかりますが、独学をすればテキストの購入費など、ごくわずかな出費で勉強を進められます。

心理カウンセラーの資格を独学で取得するデメリット

デメリットの積み木

心理カウンセラーの資格を独学で取得するデメリットも3つ確認しておきましょう。

<心理カウンセラーの資格を独学で取得するデメリット>

  • 実践的なスキルが身につきにくい
  • 本人のモチベーションや管理能力に左右される
  • 最新情報の収集が難しい

それぞれをくわしく解説します。

実践的なスキルが身につきにくい

独学はテキストを使って行うことが基本です。実習などの機会がないため実践的なスキルが身につきにくいため、就職・転職を目指す際、即戦力として評価されにくくなります。

本人のモチベーションや管理能力に左右される

学習を効率よく進められるかどうかは、本人のモチベーションや管理能力にかかっています。管理状態になければ勉強を進められないタイプの人の場合、独学には向いていません。

最新情報の収集が難しい

資格試験の傾向や、現場が求めるスキルの中身は時代によって変化します。市販のテキスト等を使って独学する場合、テキストに載っている情報が古く、最新の試験に対応できる知識が身につかない可能性があるでしょう。

心理カウンセラー資格の独学取得をおすすめできる人・おすすめできない人

心理カウンセラー資格の独学取得をおすすめできる人・おすすめできない人の特徴をまとめました。

【独学をおすすめできる人・おすすめできない人の特徴】

独学をおすすめできる人独学をおすすめできない人
できるだけ費用をかけずに資格取得したい人
自己管理能力が高い人
自分の学びたい範囲だけを勉強したい人
合格する確率を高めたい人
気分に左右されやすい人
実践的なスキルも身につけたい人

モチベーションを維持して勉強を進められる人や、費用をかけずに合格することにこだわっている人には独学をおすすめできます。しかし、合格率を高めることを優先したい人や、講師がいたほうが勉強しやすい人、実践的なスキルも身につけたい人には独学をおすすめできません。

心理カウンセラーの資格を独学で取得する方法

セミナー・講座を受ける人

心理カウンセラーの資格を独学で取得する方法は、大きく4つあります。

<心理カウンセラーの資格を独学で取得する方法>

  • 本や参考書を読む
  • 資格試験の過去問で演習する
  • 通信講座を利用する
  • セミナーに参加する

順番に見ていきましょう。

本や参考書を読む

市販されている本や参考書を読んで知識を深める方法です。記載されている情報が古く、最新の試験内容に対応できない場合があるため、できるだけ新しい本・参考書を使いましょう。

資格試験の過去問で演習する

過去問を使えば、実際の試験を想定した勉強を行えます。ただし、資格の種類によっては過去問を購入・入手できず、効率よく勉強を進められないかもしれません。

通信講座を利用する

通信講座の利用はおすすめできます。情報が常に最新の情報にアップデートされているほか、専門のスタッフによる就職・転職支援を受けられたり、質問に答えてもらえたりする場合があるためです。受講料も3~5万円程度で収まる場合が多く、利用する価値があります。

セミナーに参加する

セミナーに参加することで、必要な情報を学びながら、同じ目標を持った人たちと知り合える可能性もあります。独学で孤独を感じた場合などには、セミナーに参加してみてもよいでしょう。

まとめ

心理カウンセラーの資格のなかには、独学で取得できるものもあります。ただし、独学できるかどうかだけで取得する資格を選ぶことはおすすめできません。認定講座を受講することで、正確かつ最新の情報に触れながら資格取得を目指せます。まずは自分がどのような職に就きたいのかを整理して、それに合った資格取得を目指しましょう。

実際に心理カウンセラーを目指したい方におすすめの通信講座2選

今回は初心者でも在宅でプロの心理カウンセラーを目指せるおすすめの資格通信講座を二つご紹介します。

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