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教室おけいこ見つけ隊コラム Vol. 92

ワイン資格とは?難易度・取得方法・活躍の場紹介

2023.05.18
フランスで発祥したとされるソムリエは、宮廷で食事とワインを管理する人のことを指していました。
現在もソムリエの基本的な役割は、当時からほとんど変わっていません。
ワインの専門的な知識をもったソムリエは、今は日本でも比較的ポピュラーなものとなっているでしょう。
専門的な知識を必要とするソムリエは、資格を取得して活躍している人が多くいます。
ワインに関する仕事について、その内容や就職場所などを紹介しながら、おすすめの資格取得方法や通信講座などをまとめました。
目次

01ソムリエについて

ソムリエとは、ワインの専門的な知識を持ち、お客様に最適なワイン選びをサポートしたり、アドバイスできる人のことを言います。
世界中で生産されているワインは、非常に奥深いものがあります。
ワインは世界に通用するものだからこそ、より多くの知識を必要とするのもワインの世界ならではです。
ワインだけを選ぶ場合もありますが、ソムリエの仕事の多くはレストランなどで提供する料理に合わせてワインを選んだり、食べる人の好みに合わせたり、料理そのものがより引き立つよう、その場に最適なワインを選ぶのが仕事です。
このように食事に密接に関わるソムリエの仕事は、ワインの知識だけでは成り立ちません。
必然的に、幅広い料理の知識も必要になります。
食事の時間をより華やかに彩るワインの専門的知識は、お客様に奉仕する仕事だけではなく、身近な人のお祝いや特別な日などにも大いに役立ちます。
普段の食事をより素敵な時間にする、そんなこともソムリエに与えられた役目でしょう。

02ワイン資格の必要性と学習方法

ワインはぶどう果汁を絞り、発酵させたアルコール飲料です。
ワインの本場であるフランスでは、ソムリエは国家資格としてその地位を確立されています。
フランスでソムリエとして職に就くには、資格が必須になります。
しかし、日本においてソムリエとして仕事をする場合、絶対に資格が必要というわけではありません。
一言でワインと言っても、現在世の中で出回っているものには多くの種類があります。
生産地もさることながら、ワインに利用するぶどうの品種や製造方法なども、その分類は多岐に渡ります。
このことからもある程度のワインの知識を持っていなければ、ワインを選ぶ立場としては成り立ちません。
ワインに関する専門職という立場からもワインの資格を取得していることは、正しい知識やスキルを持っている証明になり、働く上でも有利に働くことでしょう。
ワインについての書籍や情報は非常に多くが出回っており、容易に情報は手に入るので、独学でも資格取得は可能かもしれません。
しかし、情報が非常に多くあるが故に、資格の取得を目指す場合に独学は非効率な学習方法とも言えます。
この他に、ワイン資格の取得には通学によるものと、通信講座を利用するのが主な学習方法となります。
通学ではワインの知識をイチから学びたい人や、すでにある程度の知識をお持ちでさらに学びを深めたいワイン通の方など、多くの人のニーズに応える講座が用意されているスクールもあります。
時間に余裕のある人であれば通学のスタイルを選んでもよいかも知れませんが、負担が非常に大きい学習方法でもあります。
では、通信講座の利用はどうでしょうか。
通学をする必要がない分、スキマ時間などを利用して生活リズムを崩すことなく、学習を進めていける学習方法と言えます。現在の仕事と平行して学びを深めたい方や、スキルアップとしてワインの資格取得を目指したい人には、通信講座が適しているのではないでしょうか。
資格取得は、自分に合った学習スタイルを見極めていくことも重要です。

03ソムリエの仕事内容・主な勤務場所・年収

では、ワインの知識を生かせる仕事の具体例をみていきましょう。
ここでは、ワイン資格の取得が有利に働く場合の仕事内容や勤務先、年収などを紹介していきます。

3-1レストラン

ソムリエが活躍する場所の中でも最もポピュラーな場所と言えば、レストランです。
ただし、レストランであればどこでもソムリエを必要としているわけではありません。
ソムリエを必要としているレストランの多くは、ホテル内のレストランや、ワインを豊富に取り揃える飲食店などになります。
また、どちらかといえば高級なレストランのほうがソムリエとしての活躍の場が多く見込まれます。
ホテルの場合はホテル内のレストランだけでなく、ホテル全体のソムリエとしてワインの管理を行ったり、総指揮を執るなどの仕事もあります。
一流ホテルではこのような場合も多く、ソムリエとしての実績を積み、有名なソムリエのひとりとして活躍できる近道にもなると言われています。
上記のような場所であれば、ソムリエには一定の需要が見込めます。
しかし、ソムリエとしての業務だけではなくレストラン業務も一緒に行う場合が多いです。
ソムリエの年収は、300〜400万円の範囲内が平均値と言われています。
実績や経験値により、年収600万以上を稼ぐソムリエもいます。

3-2バー

レストラン以外にソムリエが活躍できる場所と言えば、お酒をメインに提供をしているバーにもあります。
バーはレストランよりもお酒を楽しみに来店している人も多く、ソムリエとしての経験や実績を積めると同時に、ソムリエとしての手腕も問われます。
ワイン専門のバーでなければ、ワイン以外のお酒も一緒に扱うので、多種多様なお酒の知識も必要になるでしょう。

3-3ワインの管理

飲食店などでソムリエとして働く場合、それと同時にワインの品質管理や、発注などワインに関する業務を担う場合も多くあります。
これは、ソムリエとしてワインの知識を持っているからこそ担える仕事のひとつでしょう。
おいしいワインを自らの手で入手しに各国を周ったりすることもあります。
ソムリエの知識は、こういった場面でも役に立つのです。

04ソムリエとしてのやりがい

ソムリエはワインの専門職です。
フランスでは国家資格として価値ある職業として確立されています。
ワインは単独で飲むだけでなく、食事と一緒に楽しむ場面が多くあります。
そのため、ソムリエはその場面や料理に適したワインを選んで食事をさらに楽しんでもらうといった役割を果たしています。
その人の好みはもちろん、料理を引き立てて食事をよりおいしく提供する手助けをする、それがソムリエの役割といっていいでしょう。
例えばレストランのソムリエであれば、お客様にワインだけでなく、お食事も楽しんでもらう総合的なおもてなしが仕事です。
日本ならワインを添えるシーンは、お祝いの席も多くあります。
お客様の好みや要望を親身になって聞き、大切な時間をお手伝いする。自分の選んだワインや料理との組み合わせがその楽しい時間を演出する、そんなときがソムリエとして喜びを得られる瞬間でしょう。

05ワインの代表的な資格

ワインのスペシャリストとして活躍できる資格にはどのようなものがあるのでしょうか。
中でも代表的なものを紹介していきます。

5-1ソムリエ(JSA 認定)

一般社団法人日本ソムリエ協会が認定している、プロのためのソムリエ資格です。
ワインの本場フランスでは、国家資格として確立しているソムリエですが、日本では国家資格ではありません。民間資格という扱いですが、難易度はかなり高く受験資格も限られています。一般向けの資格とはいえないでしょう。

5-2ワインコンシェルジュ(JSFCA認定)

日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定している民間資格です。
ワインの基本的な知識はもちろん、料理やそれに合わせたワインの選び方などのスキルや技術を証明してくれるので、販売や提供する側にも通用する資格です。

5-3ワイン検定(JSA 認定)

一般社団法人日本ソムリエ協会が認定している一般向けのワイン資格です。
受験に必要な条件などはないので、ワインが好きな人であれば誰でも資格取得に挑戦できるものになっています。

5-4ソムリエインストラクター(JIA認定)

日本インストラクター技術協会が認定しているワイン資格です。
ワインについて一通りの知識の証明をしてくれ、個人でワインを楽しむだけでなく講師としてワインの知識や技術を教える立場にも活かせるものになっています。

06ソムリエになるためにおすすめの資格

ワイン資格の取得については、ソムリエとしてどのように活躍したいのかによって選ぶとよいでしょう。
新しいことに挑戦してみたいのか、自分の知識をより深めたいのか、今の仕事にプラスしたいのかなど考えてみましょう。
資格の取得は、就職や個人での活動、スキルアップとして活かせるようになります。

6-1ソムリエインストラクター

ワインの基本的な知識はもちろん、種別、ワインと料理の相性など幅広いワインの知識を証明できます。
個人でワインを楽しむ知識はもちろん、同じようにワインを楽しみたい方を相手に講師活動もできるようになります。
ワイン好きの人であれば一歩踏み込んだ知識の証明に最適です。
また、ワインスクールや料理教室などの開講を考えている人にもおすすめの資格です。

受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上
申込方法 インターネット

また、試験日程は以下のようになっています。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催
(2/4/6/8/10/12月)
申込期間 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで
例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで
試験期間 該当月の20日から25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日
合格発表 翌々月の10日

ワインに関して一定の知識をお持ちであれば、すぐに資格試験を受けられます。
基本的に2ヶ月に1回、月の後半に試験が行われ、試験の1ヶ月前以内の申し込みが必要です。
そのため、学習期間に目途が立った場合は早めの申し込みにより、学習完了から試験まで間を空けずに済みます。

6-2ワインコンシェルジュ

ワインの基本的な事柄についてマスターしている人に認定される資格です。
飲食業だけでなく販売業や酒類製造などの分野でも役に立つ資格になっています。
現在の業務に活かしたい人はスキルアップに繋がり、講師活動なども可能になります。

受験料 10.000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上
申込方法 インターネット

また、試験日程は以下のようになります。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催
(2/4/6/8/10/12月)
申込期間 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで
例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで
試験期間 該当月の20日から25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日)
合格発表 翌々月の20日

ソムリエインストラクターもワインコンシェルジュも試験期間等に変わりはありません。
2ヶ月に一度、資格試験があるので自分の学習ペースを試験に合わせて行うことも可能です。

07資格取得におすすめの資格講座

ソムリエインストラクターとワインコンシェルジュの資格は、2つの通信講座が協会の認定講座(教材)になっているので、資格を取得したいと考えている人はいずれかの利用がおすすめです。
1つの教材から2つの資格の同時取得を目指せるだけでなく、協会が認定する講座であることで資格取得のために大きなメリットを受けられます。

7-1ワインコンシェルジュW資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングの「ワインコンシェルジュW資格取得講座」は、ワインの基礎から実践知識を身につけたい人におすすめの資格取得講座です。
資格を認定している協会に認められた教材で、初心者でも無理なく安心して学べるようになっています。
また、各自の学習スタイルに合わせられるよう2種類の講座が用意されています。
基本講座の内容は以下の通りです。

対象となる資格 ワインコンシェルジュ
ソムリエインストラクター
受講料 59,800円
分割3,300円の20回払
(初回4,276円)
受講期間 6ヶ月
最短2ヶ月
添削回数 5回

費用をなるべく抑えたい方は、この基本講座でしっかり学んで資格試験を受験し、合格することで認定されます。資格試験の受験は各自で申し込みが必要です。
一方、スペシャル講座の内容は以下の通りです。

対象となる資格 ワインコンシェルジュ
ソムリエインストラクター
受講料 79,800円
受講期間 6ヶ月
最短2ヶ月
添削回数 5回+卒業課題1回

すぐにでも資格取得をしたい人や確実な資格取得を目指したい人は、課題のクリアと卒業課題の提出により、資格試験が免除されるスペシャル講座で卒業と同時に資格を取得できます。

7-2ソムリエ資格取得講座 | SARAスクールジャパン

SARAスクールジャパンのワイン資格取得講座は「ワインコンシェルジュ」と「ソムリエインストラクター」両方の資格が対象です。
プロが監修したオリジナル教材で学びを深め、資格取得まで一気に勉強を進められます。
基礎知識はもちろん実践的な部分まで網羅し、初心者でも気軽に学べる内容になっています。
基本講座の内容は以下の通りです。

対象となる資格 ワインコンシェルジュ
ソムリエインストラクター
受講料 59,800円
受講期間 6ヶ月
最短2ヶ月
添削回数 5回

基本コースは講座終了後、各自で資格試験を各協会に別途申し込み、受験する必要があります。
一方、プラチナコースの内容は以下の通りです。

対象となる資格 ワインコンシェルジュ
ソムリエインストラクター
受講料 79,800円
受講期間 6ヶ月
最短2ヶ月
添削回数 5回+卒業課題1回

短期間で確実に「ワインコンシェルジュ」「ソムリエインストラクター」の資格取得をしたい人は、プラチナコースがおすすめです。
コースの受講と卒業課題を提出するだけで、修了時に2つの資格取得ができます。
基本コースでは、資格の受験を別途申し込む必要があります。
最初から2つの資格取得を検討している人は、プラチナコースの受講は確実に資格が取得できる近道となり、別途資格取得の受験料を払って資格試験に挑む場合と、料金的にもまったく損はありません。

08ワイン資格の取得で、知識の証明とスペシャリストを目指そう!

日本においてソムリエの資格は必ずしも必要ではありません。
しかし、ワインの世界は非常に奥深い分、知識を幅広くつける必要があります。
そして資格の取得は、自分の持っている知識と技術を客観的に図れるバロメーターでもあります。
ワインについて知識を増やしたい人はもちろん、ソムリエとして活躍を考えている人、現在の仕事のスキルアップや新しいスタートに、ワイン資格を取得して役立ててみてはいかがでしょうか。
通信講座を利用すれば、現在の生活スタイルに合わせて自分のペースで学習を進められるので忙しい人にも有効な学習方法です。でしょう。
紹介した通信講座の資料請求は無料で行えます。「好きなことを活かせる資格取得」を、ワイン資格で実践してみてはいかがでしょうか?ワイン資格の取得で、活かしてみてはいかがでしょうか?

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