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教室おけいこ見つけ隊コラム Vol. 73

イタリア料理資格3選|おすすめ資格や併せて取得したい資格もご紹介!

2023.02.28
本格イタリアンの知識を習得するには、本場まで行って修行するような印象を受けますが、手軽に勉強できる方法もあります。
それが、イタリア料理資格です。

この記事では、代表的なイタリア料理資格、併せて取得すると便利な資格や、取得の際に活用できる通信講座をご紹介します。
実生活に役立てたい方は、ぜひご覧ください。
目次

01イタリア料理資格の特徴

イタリアンは、イタリアで生まれた料理の総称です。
日本だとピザやパスタが有名ですが、実際は地域によりそれぞれ異なる特徴があるため、本格的なイタリアンを作るには、地域ごとに料理の特徴や食材を理解しなくてはなりません。

たとえば、北イタリアは冬に雪が降るほど寒い地方で、チーズなどを使ったこってりとした料理が多いです。
半面、海と太陽の光に恵まれた南イタリアで生まれた料理は、魚介類とトマトを使い、あっさりした味わいを楽しめます。

これは、イタリアという国が、もともと都市単位でばらばらだった小さい国がまとめられて作られた国であるためです。
イタリアンを作る際は、このルーツの違いを理解しながら調理する必要があります。

イタリア料理資格は、地域ごとに違う複雑なイタリアンに関する基礎知識が学べます。
それぞれの料理についてはもちろん、イタリアにおける食材表記など、料理に必要な知識も習得できる資格です。

飲食店で働く際や趣味として本格的なイタリア料理を作りたい方にも役立つ内容を学べます。

02イタリア料理資格から得られるメリット

イタリア料理資格の魅力は、ただイタリアンに関する知識が手に入るだけではありません。
イタリア料理から得られるメリットを解説します。

2-1料理レパートリーにイタリア料理が加わる

イタリア料理資格からイタリアンの基礎や食材を学べば、普段の食事にイタリア料理やそのアレンジを加えられるようになります。
習得前よりも豊かな食生活を手に入れられるのは、この資格ならではのメリットです。

また、イタリア料理は、オリーブオイルやトマトなど、健康に役立つ食材を多く扱い、試験でもよく取り上げられます。
資格から食材が持つ健康効果を学べれば、食事を通して健康面のサポートも行えるようになります。

イタリア料理資格は、普段の料理や飲食店で新メニューなどを提供したい場合に限らず、食生活から健康を守りたい方にも役立つ資格です。

2-2イタリア料理のコース構成やテーブルマナーが分かる

イタリア料理の特徴は、地域ごとに違うレシピや食材だけではありません。
メニュー構成や料理の正しい食べ方などもあり、洗練された振る舞いをするには事前知識が必要です。

イタリア料理資格では、これらの知識も手に入ります。
資格取得後、知識を活かして練習すれば、会食などの席でよりスムーズに素敵な所作ができるでしょう。

メニューや食べ方に関する知識は、提供する側の方にも有効です。
資格取得で得た知識を活かして、コース構成やマナーを意識したものを用意し、より本格的な料理・コースを楽しんでもらうなどができるようになるでしょう。

イタリア料理資格は、イタリアンを食べる側でも、提供する側としても役立つ資格といえます。

2-3イタリア料理資格を通してイタリアに詳しくなれる

食と文化は密接につながっています。
イタリア料理も例外ではなく、地域ごとに異なる文化を知るには、料理や食材に関する知識が欠かせません。

イタリア料理資格を通して地域ごとの違いを理解すれば、取得前よりもイタリアという国を身近に感じられるようになります。
旅行や留学前に学べれば、現地で知識を活かしながら活動できるでしょう。

イタリア料理資格で学べることの中には、テーブルマナーなど生活上必要な知識も含まれています。
資格から得た知識を普段から実践すれば、それがそのままテーブルマナーの練習になり、イタリアへの親近感がさらに増します。

イタリア料理資格は、異なる国や文化の理解にも役立つ資格です。

2-4飲食関係の仕事に知識や技術を活かせる

飲食店や飲食関係の仕事をする際、食品・料理系の資格はよいアピールになります。
イタリア料理資格も、例外ではありません。

例えば、就職・転職の際に履歴書の資格欄にイタリア料理資格を記入しておけば、それだけでほかの応募者との差別化につながります。
ほかの応募者との違いをうまくアピールできれば、書類審査はもちろん、面接試験でもよい成績を残せるでしょう。

仕事では資格取得で身につけた知識を活かして、イタリアンやその食材を使った新メニュー開発、本格的なイタリア料理・コースの提供をするなら、他店との違いをアピールできます。
自分の店や会社が提供するメニューなどが有名になれば、昇給や昇進を狙える可能性も。

このほかにも、工夫すればさまざまな使い方ができます。
イタリア料理資格は、飲食で働く際に役立つ知識が学べる資格といえるでしょう。

2-5イタリア料理や文化を教える活動ができる

資格から得た知識は、料理を作ったり仕事に活かしたりする以外の活用法もあります。
イタリア料理の作り方やマナーを教える講師活動も、資格を活かした活動のひとつです。

講師活動は、カルチャースクールや自宅で実施されることが多く、働き方も人により違います。
その中には、本業をもち、不定期で活動している方も。

また、人に教えることは、直接対面するだけでなく、ネットでもできる活動です。
代表的な方法としては、イタリア料理や文化を教えるインフルエンサーやユーチューバーなどがあげられます。

ネットでの活動は、対面の講師活動よりも高い自由度があり、自分のライフスタイルに合わせやすいです。
資格から得た知識をもとに、取得前より自由な働き方や活動ができるようになるのも、イタリア料理資格が持つメリットといえるでしょう。

03イタリア料理資格を身につけるならこれ!おすすめ資格3選

たくさんのメリットがあるイタリア料理資格の種類は、ひとつだけではありません。
多数ある資格の中から、特におすすめの資格を3つご紹介します。

資格選びの参考としてお役立てください。

3-1イタリア料理ソムリエ

資格概要
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2か月に1度実施

イタリアンに関する知識を有していることを証明できる資格です。
イタリア料理に関する基礎知識はもちろん、イタリアで販売されている食材に使われている原産地表示や、食材・ワインの認証マークについても学習できます。

趣味としてイタリアンを楽しむだけでなく、本場の食材を使った本格料理を作りたいときにも役立ちます。
また学べる内容は、料理に限らずテーブルマナーや食器の使い方も。

パスタやピッツァの正しい食べ方も身につけられるため、会食や旅行の事前準備などにも有効です。
イタリア料理を学びたい方をはじめとして、テーブルマナーを学びたい方にもおすすめできる資格といえます。

3-2イタリアンコーディネーター

資格概要
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2か月に1度実施

イタリアンの特徴を正しく理解し、メニュー構成・コースメニューを正しく提供できることが証明できる資格です。
イタリア料理のメニューをコーディネートできる力が身につきます。

本格的なイタリアンはもちろん、日本の季節や味覚に合わせたメニュー・コースも提供できるようになる学習内容です。
コース料理だけでなく、ドルチェやカフェとの相性なども習得できます。

資格から得た知識を活かせば、本格イタリアンからカフェまで、幅広いお店で活躍できるようになるでしょう。
単体でも十分効果のある資格ですが、「イタリア料理ソムリエ」とともに取得すれば、片方のみの場合よりもより深く、広くイタリアンについて学べるため、おすすめです。

3-3イタリア料理検定

資格概要
受験資格 1級:認定校でイタリア全土の伝統料理100メニューかつ100時間以上履修し、50種類以上のイタリアワインについて詳細な知識がある
2級:認定校でイタリア伝統料理のレッスンを50メニューかつ50時間以上履修し、25種類以上のイタリアワインについて詳細な知識がある
3級:レッスン受講などの条件なし
受験料 1級:2万7,500円(税込)
2級・3級:1万9,800円(税込)
合格認定料:1万6,500円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 公式サイトに記載なし
試験日程 検定日:11月中
合否発表:12月末
1級2次試験:1月
1級2次試験合否発表:2月中旬

イタリア料理教室や、イタリアンレストランのシェフ・ソムリエに支持されている資格です。
資格試験に使われる教則本は本格イタリアン店での教育に使われるなど、イタリア料理を提供する現場での信頼度が高い資格でもあります。

3級は受験資格が設けられていませんが、2級・1級を受験する際は、協会が指定する料理教室にて特定の内容を勉強しなくてはなりません。
カリキュラムだけでなく勉強時間も条件の中に設けられているため、取得の際は計画的な行動を心がけましょう。

受験の際はまず3級で腕試しを行い、それから上位級を目指した方が取り組みやすいです。
受験条件がある分ほかの資格よりハードルが高めですが、イタリアン店や料理教室を自分で経営するために資格を求めているなら、おすすめの資格といえます。

04イタリア料理資格と一緒に取得したい資格

イタリア料理資格は、単体でも十分効果のある資格です。
しかし、ほかの資格と組み合わせて取得すれば、単体よりも深く内容を理解できます。

次の章では、イタリア料理資格とともに取得しておきたいおすすめ資格をご紹介します。
資格試験に挑戦される際は、こちらの受験もぜひご検討ください。

4-1ソムリエインストラクター(ワイン資格)

資格概要
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2か月に1度実施

ワインに関する基礎的な力が身につく資格で、イタリア料理に欠かせないイタリアンワインについても学べます。
料理と相性のよいワインを見つけ、よりおいしく味わい、管理する知識や技術を習得できる資格です。

料理を提供する際は、料理だけでなく料理に合うお酒のコーディネートも重要です。
真にイタリア料理を味わうなら、ワインの選び方やおいしい状態を保つ管理方法も覚えなくてはなりません。

「ソムリエインストラクター」を取得すれば、イタリアンにあわせたワインを選択・提供できるようになります。
より完璧な状態で料理を楽しみたいなら、ワイン系資格の取得も検討しておきましょう。

4-2チーズソムリエ

資格概要
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2か月に1度実施

イタリアンに欠かせないものは、ワインだけではありません。
チーズも北イタリアを中心に、料理によく活用されている食材です。

「チーズソムリエ」は、イタリアンに使うチーズの知識を習得できます。
チーズの栄養や成分・取り扱い方の知識を活かせば、おいしいだけでなく栄養に優れたイタリア料理が作れるようになります。

取り扱い方の知識を活かすことで、チーズをおいしい状態で長持ちさせることも。
珍しいチーズを使ったイタリア料理を作り出すなど、イタリア料理資格単体では難しいこともできるかもしれません。

資格は単体よりも複数取得した方が、より深く、応用の利く知識や技術を身につけられます。
イタリア料理やそのアレンジを学びたいなら、チーズ資格をはじめとした食材系資格を取得しておきましょう。

4-3食用油アドバイザー

資格概要
受験資格 特になし
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 2か月に1度実施

イタリア料理では、調理にオリーブオイルを使います。
「食用油アドバイザー」は、オリーブオイルをはじめとした食用油について学べる資格です。

オイルの健康・美容効果を学べるため、取得すれば食用油の効果を活かしたイタリアンが作れるようになります。
オイルの効果を維持しつつ効率的に摂取する方法も学べるので、健康に興味がある方にもおすすめ。

料理は油の種類を変えるだけでも、印象や味わいをガラッと変えられます。
「食用油アドバイザー」を取得すれば、ほかにはない創作イタリアンを作り出せるようになるかもしれません。

4-4野菜ソムリエ

資格概要
受験資格 一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が指定する講座を受講する
受験料 14万8,000円(税込)
受験申請 インターネットより申し込み
受験方法 通信制:在宅受験
通学制:会場受験
合格基準 約70%以上(合格率85%)
試験日程 随時

野菜と果実に関する知識が手に入る資格で、通信または通学で指定された講座を受講すると挑戦できます。
取得すれば、野菜や果物の栄養や効果・おいしい食べ方をイタリアンに活かせるようになります。

また、「野菜ソムリエ」は野菜・果物系資格の中でもかなり有名な資格です。
イタリア料理資格とともに取得すれば、就職・転職の際によいアピールポイントとして活用できます。

飲食業界への就職・転職を検討しているなら、おすすめです。

05イタリアンのお店を開くには資格がいるの?

イタリア料理店を開くには、法律で定められた資格を取得し、届け出を出すなどの手続きが必要です。
イタリア料理資格は、イタリアンを作る知識と技術があることを証明する資格ですが、開店に必要な衛生に関する知識・技術は含まれていません。

開業を目標として資格を取得するなら、衛生管理を行えることを証明する資格が必要です。

【飲食店などを開く際に必要な資格】
・食品衛生責任者
・調理師免許
・防火管理者

食品衛生責任者は、飲食店で扱う食品や調理器具を衛生的に管理する力を証明する資格です。
飲食店を開業するにはこの資格か調理師免許を取得している従業員を、店舗に必ずひとりはおく必要があります。

取得には、都道府県知事等が行う食品衛生責任者になるための講習会または都道府県知事等が適正と認める講習会に参加する必要があります。
講習会の最後に試験が行われますが、内容をきちんと聞いていれば全問合格も難しくない難易度です。

調理師免許などをもっていないなら、まずは食品衛生責任者の取得から取りかかりましょう。

調理師免許は、食材の栄養や安全性・正しい調理法などの知識や技術を有していることを証明する資格です。
取得には特定の養成所の卒業または実務経験が求められるため難易度の高い資格といえます。

調理師免許は飲食店などの給与アップ条件であることが多いうえに、取得することで顧客からの信頼度が高くなります。
また、食品衛生管理ができることも証明できるため、食品衛生責任者の資格を取得する必要がありません。

ただお店を開きたいだけなら食品衛生責任者を取得すればよいですが、キャリアアップや専門性向上を狙うなら調理師免許がおすすめです。
また、お店の規模などの条件により、防火管理者などの資格も必要なため、ご注意ください。

06イタリア料理資格を取得する方法

イタリア料理資格を取得する方法は、主にふたつあります。
それぞれの方法を解説しますので、取得を検討する際にお役立てください。

6-1通信講座

イタリア料理資格の中には、通信講座を活用できるものがあります。
通信講座はカリキュラムにしたがって勉強するだけで受験に必要な知識や技術が身につけられます。

資格の中には独学でも勉強できるものがありますが、独学は自分で計画を立て、教材を用意しなくてはなりません。
勉強のために準備が必要なため、面倒に感じ挫折してしまう方が多いです。

通信講座なら自分で準備する必要がなく、テキストに沿って勉強するだけで計画的かつ効率的な勉強ができます。
費用はかかりますが、確実に合格したいならぜひ利用を検討すべき方法です。

6-2資格コースを扱う教室などに通学する

イタリア料理資格の中には、受験条件に特定の教室や講座の受講が求められるものがあります。
このタイプに該当する場合、通学で勉強しなくてはなりません。

通学のメリットとしては、試験に必要な知識や技術を対面で教えてもらえることがあげられます。
分からないことがあってもすぐに質問できるため、疑問や覚え間違いを放置する心配がありません。

一方、通学には時間や費用がかかります。
通学を検討する際は、独学や通信講座よりしっかり学べるメリットだけでなく、デメリットも発生することを考慮しましょう。

07イタリア料理資格を取得するのにおすすめの通信講座

最後に、イタリア料理資格を取得するのにおすすめの通信講座をご紹介します。
試験に挑戦する際は、ぜひこちらの通信講座をご利用ください。

7-1諒設計アーキテクトラーニング イタリア料理ソムリエW資格取得講座

「諒設計アーキテクトラーニング」が実施している通信講座で、最短2か月で「イタリア料理ソムリエ」と「イタリアンコーディネーター」の資格を取得できます。
1日30分程度の勉強で、ふたつの資格を一気に取得できる通信講座です。

短い勉強時間でもしっかり成果を出せるよう作られており、忙しい人でも隙間時間を使った勉強で合格できます。
初めて試験勉強に挑戦する方でも半年じっくり勉強すれば取得できるため、安心して取り組めるでしょう。

少しでも早く資格がほしい方から初心者まで、幅広い方におすすめできる通信講座です。

諒設計アーキテクトラーニング イタリア料理ソムリエW資格取得講座

7-2SARAスクールジャパン|イタリアンコース

こちらも「諒設計アーキテクトラーニング」の通信講座同様、「イタリア料理ソムリエ」と「イタリアンコーディネーター」を学べます。
講座には「基本コース」と「プラチナコース」があり、プラチナコースは受講後課題を提出するだけで資格を取得できます。

試験を免除できるため、試験時間を捻出するのが難しい方にもおすすめです。
自分のペースで学習を進めて資格を取得できる魅力がありますが、「プラチナコース」は「基本コース」よりも費用がかかるため、ご注意ください。

SARAスクールジャパン|イタリアンコース

08まとめ

本格的なイタリアンを作れるようになるだけでなく、イタリアの奥深い文化に触れられるイタリア料理資格。
取得できれば、より豊かな食文化を楽しめるようになります。

イタリアに興味がある方や、今の料理に新たなレパートリーを加えたい方におすすめの資格です。
単体でも十分益がありますが、ほかの資格と組み合わせれば、より深く、広い知識が手に入り活用できます。

資格取得を検討する際は、通信講座を活用しましょう。
通信講座はそれぞれ特徴があるため、自分に合ったものを選んでください。

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