" alt="ベランダ菜園資格おすすめ3選!資格取得のメリットと取得方法">
教室おけいこ見つけ隊コラム Vol. 66

ベランダ菜園資格おすすめ3選!資格取得のメリットと取得方法

2023.02.28
昨今、心豊かなライフスタイルの創造や野菜の価格高騰もあり、マンションの小さなスペースでも野菜を育てられる「ベランダ菜園」が流行っています。

「ベランダを彩り豊かな菜園にしたい」「育てるなら美味しい野菜を収穫したい」と興味をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ベランダ菜園には専門的な知識を習得できる資格があり、最短2カ月での取得も可能です。
この記事ではベランダ菜園のおすすめ資格3選と、資格を取得するメリットや方法についてご紹介します。
目次

01ベランダ菜園と必要な知識

野菜は自宅の小さなスペースでも栽培が行えるため、畑を持たなくても家庭で手軽に栽培が楽しめる「ベランダ菜園」の人気が高まっています。

ベランダ菜園の人気が高まっている要因の一つが、育てやすい適度なサイズの品種が増えていることです。

おいしい野菜を育てるには、野菜の種類にあった土壌づくり・肥料の選び方・自宅のベランダの環境に最適な品種や育て方などの知識が大切です。

なかでも重要なのは土で、野菜に適した土をつくるには次のような3つのポイントがあります。

① 根が育ちやすいように土をふかふかにする
② 野菜づくりに必要な栄養素を含ませるように腐葉土や牛ふんを混ぜ合わせる
③ 野菜に適した酸性濃度(pH値)に調整する

雨の多い日本では、野菜の育成には適さない酸性の土になりやすいことに注意する必要があります。
酸性濃度の調整にはよく石灰が用いられます。

また、野菜のおいしさにこだわりたい方は米ぬかなどの有機を混ぜるとよいでしょう。

02ベランダ菜園の資格とは

ベランダ菜園には、専門知識を習得していることを認定する資格があり、園芸の仕事や趣味の幅を広げるきっかけにもなります。

趣味でベランダ菜園を楽しむ場合は、専門的な知識を得ることでおいしい野菜が作れるようになり、趣味としての楽しみ方も深まるでしょう。

園芸ショップやベランダ菜園の講師として働く場合には、資格があると就職先や取引先の信頼も得やすくなります。
インターネットでの情報発信から書籍の出版まで、活動の幅を広げることも可能です。
今から資格を取得して地盤づくりをしておくのもよいでしょう。

03ベランダ菜園資格のおすすめ3選

ベランダ菜園の資格の中でもおすすめの資格3つをご紹介します。
ベランダ菜園の資格の違いや取得方法を解説しますので、資格を選ぶ参考にしてください。

3-1ベランダ菜園士

「ベランダ菜園士」は、ベランダ菜園のノウハウをアドバイスできると認められた方に認定される資格です。
野菜だけでなく、ベランダで育てられる果物・ハーブ・香辛料・樹木の基本的な育て方の知識・技術が求められます。

日本生活環境支援協会(JLESA)が認定しており、資格取得後はベランダ菜園士の講師として自宅やカルチャースクールで活動もできます。
ベランダ菜園をしたいと考えている人に、小さなスペースを上手に活かすコツや、ベランダで育てられる野菜や草木の種類、ベランダ菜園の楽しみ方などをアドバイスできるようになるでしょう。

ベランダ菜園士は「本格的にベランダ菜園に挑戦したい」「園芸関係の仕事に就きたい」「ベランダ菜園の講師として働きたい」という方におすすめの資格です。

認定試験は2カ月に1回、自宅で受験でき70%以上の正解で合格します。認定試験で問われる内容などの詳細は、次の表を参考にしてください。

ベランダ菜園士の認定試験
項目 詳細
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 偶数月の20~25日に開催
資格試験内容 土のつくり方、植物(花・野菜・果物・ハーブ・香辛料・樹木)の育て方、ベランダガーデニング・種まき・元肥・害虫・植え付け・追肥・雑草の知識など
参考:日本生活環境支援協会(JLESA)

3-2家庭菜園士

「家庭菜園士」は、ベランダ菜園の基礎を身につけて、枯らさず確実に育てられることを証明する資格です。
さまざまな植物と野菜の種類を完璧にマスターし、それぞれに最適な土のつくり方、水やりの仕方、雑草・害虫の駆除の方法などの知識が必要です。
教える技術を中心に認定している日本インストラクター技術協会(JIA)が認定しています。

「ベランダ菜園士」と同様、資格取得後は講師として活動できるでしょう。
「ベランダ菜園の資格を取得したい」「園芸関係の仕事に活かしたい」「教える技術を身につけられる資格を取得したい」という方におすすめです。

「ベランダ菜園士」と受験日程や受験方法が同じですので、日程を調節して申し込めば同時に試験を受けることも可能です。
検定試験で問われる内容については、次の表を参考にしてください。

家庭菜園士の検定試験
項目 詳細
受験料 1万円(税込)
受験申請 インターネットからの申込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 偶数月の20~25日に開催
資格試験内容 野菜につく病害虫と対策、水やりについて、屋上緑化の方法、栽培方法など
参考:日本インストラクター技術協会(JIA)

3-3美味安全野菜栽培士

「美味安全野菜栽培士」は、約150種類の野菜づくりの楽しみ方を総合的に習得していることを証明する資格です。
有機野菜の基礎知識や、トマトやキュウリなどの定番野菜から珍しい野菜の栽培方法まで幅広い知識が求められます。
日本園芸協会(JGS)の認定資格ですが、試験はなく、通信講座を受講して課題をクリアすると資格が取得できます。

同協会が実施している通信講座では、次のようなことが体系的に学べます。
・土や肥料などの知識や技術
・有機農法
・野菜の消費と流通動向
・旬の野菜を使ったレシピ
・加工・販売方法

Web上でも読める専門家監修のテキスト4冊、提出課題の添削6回、質問や相談の機会がついて6カ月で5万1,700円(税込)です。

実際に受講した方からは「目からウロコの情報がたくさん」「直売店に出荷したら予想外の収入になりました」という声が聞かれています。
「有機野菜のつくり方を学びたい」「有機野菜を使ったレシピや野菜の販売方法も一緒に学びたい」という方におすすめの資格です。

04ベランダ菜園資格を取得するメリット

3つのベランダ菜園の資格についてご紹介しましたが、ベランダ菜園の資格を取得すると私たちの生活や仕事にどのようなメリットがあるのでしょうか?
ベランダ菜園の資格取得で得られるメリットについて詳しく見てみましょう。

4-1ベランダで好きな野菜を育てられる

資格を取得して好きな野菜の育て方が分かれば、枯らすことなくおいしい野菜がつくれるようになり、家庭菜園がますます楽しくなるでしょう。

新鮮な採れたて野菜を食べられるのはもちろん、自らつくった無農薬栽培なら安心して食卓に並べられます。
自分で育てた野菜への愛着が沸いて、食べる楽しみもできるでしょう。

また、子どもと一緒に家庭菜園を楽しむことで自然と食育にもつながります。

実際に資格を取得した人からは、「野菜が苦手な子どもも、自分が育てた野菜だからと喜んで食べてくれています。」「今まで育てたことのない植物も育てられるようになりました。」という声が聞かれています。

4-2園芸関係の仕事で活かせる

ベランダ菜園についての知識や資格は、園芸関係の仕事やメディアで需要がありキャリアアップも狙えます。
ベランダ菜園で育てられる野菜や植物の販売時に、小さなスペースでベランダ菜園を気軽に始める方法、枯らしてしまった原因への対策など、的確なアドバイスができるようになればあなたの大きな力となるでしょう。

ベランダ菜園の資格は植物との向き合い方を熟知していることの証明にもなるため、就職やキャリアアップを狙う場合は資格取得がおすすめです。

SNSやブログを通した情報発信、雑誌・Webサイトのコラムの執筆や監修、知名度が上がれば書籍出版やメディア出演という道もあり知識を活かせる場は多岐にわたります。

4-3講師として活動できる

ベランダ菜園の資格を活かして、カルチャースクールや自宅の教室で講師活動を行うことも可能です。
資格がなくても講師活動はできますが、専門的な資格があると生徒からの信頼が得やすく、活動の場も広げやすくなるでしょう。

ベランダ菜園は、最近では運動効果やリラックス効果など健康的な生活のきっかけづくりとして企業からも注目を集めており、ベランダ菜園の魅力や知識を教えてくれる講師のニーズも高まっています。

「初心者でも簡単にできるベランダ菜園の楽しさを誰かに伝えたい」という方には資格の取得がおすすめです。

05ベランダ菜園資格を取得する方法

ベランダ菜園は同じ野菜でも育て方次第で味に違いが生まれます。
美味しく育てるためには土壌づくり・肥料・水やりなど専門的な知識が必要です。
ベランダ菜園を学び資格取得を目指すには、主に次のような方法があります。

・独学で取得する
・スクールやワークショップに通いながら学び取得する
・通信で学びながら取得する

資格を取得する3つの方法についてご紹介します。

5-1独学で取得する

書籍を活用して独学で勉強すれば、費用を抑えて資格を取得できます。
しかし、時間に余裕がなければ、独学だけで資格取得に必要な幅広い知識を習得するのは難しいでしょう。

そのため独学だけでなく、経験を積んだベランダ菜園のプロから多面的な知識やアドバイスを得るなど他の手段を組み合わせることをおすすめします。

5-2. スクールやワークショップに通いながら学び取得する

ベランダ菜園のスクールやワークショップであれば講師から実践的な知識が習得できます。
しかし2023年1月現在、資格取得のためのクラスはありません。
そのため、スクールやワークショップで学ぶ場合も認定試験で問われる幅広い専門知識については自己学習が必要です。

アグリメディアが運営するサポート付き農園「シェア畑」では各地域で畑をシェアしながら野菜の栽培について学べるレッスンを入会金1万1,000円、月会費1万100円で開催しています。

机上の学習だけでなく実際に畑で野菜を育てる実践力を身につけられるため、認定試験で問われる内容について書籍を活用して自己学習できる方にはシェア畑のレッスンもおすすめです。

5-2通信で学びながら取得する

仕事や育児などで忙しくまとまった時間を確保しにくい方には、通信講座がおすすめです。
通信講座は、資格取得に必要な教材が容易されており、時間や場所を選ばず自分のペースで勉強できます。
実践的な知識も学べるよう、講師からの添削や質疑応答のサポートがある講座を選びましょう。

「SARA スクールジャパン」「諒設計アーキテクトラーニング」では6カ月(最短2カ月)で「ベランダ菜園士」と「家庭菜園士」の2つの資格が同時に取得できます。
2つの資格があれば、ベランダ菜園のプロとして活動する時の多面性のアピールにもなるでしょう。
また、上位コースでは資格試験の受験が免除されます。

数カ月で資格が取得できる見通しを立てながら計画的に資格を取得できるのも通信講座の良い点です。
テキスト以外に練習問題・模擬試験・添削サポートもついています。
基本コースは5万9,800円(税込)、卒業課題があり試験が免除されるコースは7万9,800円(税込)です。

認定試験の受験費用が1万円ずつであることを考えると、後者の方が試験も免除されるためお得といえるでしょう。
通信講座での資格取得は「隙間時間を使って自分のペースで学びたい」という方におすすめです。

06ベランダ菜園資格と併せて取得したい資格

資格取得のための勉強方法は決まりましたか?
ここでは、ベランダ菜園の資格と併せて取得すると活躍の場を広げやすい、おすすめの資格をご紹介します。
他の分野の知識を組み合わせて、ベランダ菜園の世界を深めてみてはいかがでしょうか。

6-1水耕栽培の資格

ベランダ菜園の資格と一緒に取得するなら、土を使わず水と肥料で植物を育てる水耕栽培の資格がおすすめです。
園芸に関する情報発信をしたり、講師として活動したりすることを考えているなら、自宅でできる野菜の栽培方法としてテーマの幅も広げやすいでしょう。

水耕栽培ではトマト・クレソン・いちご・エンドウ豆・小松菜などが育てられ、土の栽培よりも成長が早く収穫量も多くなります。
水耕栽培の資格では、水耕栽培に必要な水の配管やポンプ、水の変え方、ペットボトルを活用した水耕栽培、植床の種類や選び方、緑のカーテンなど目的に合わせた栽培技術の知識が身につきます。

「SARA スクールジャパン」「諒設計アーキテクトラーニング」では6カ月(最短2カ月)で「水耕栽培士」と「水耕栽培インストラクター」の2つの資格が同時に取得できるコースや、資格試験の受験が免除されるコースがあります。

ベランダ菜園の資格と同様、教材・練習問題・模擬試験・添削サポートがついて、基本コースは5万9,800円(税込)、試験が免除されるコースは7万9,800円(税込)です。

水耕栽培の資格取得は「自宅でできる野菜の栽培方法について幅広く学びたい」「園芸に関連した別の資格も取得したい」という方におすすめです。

6-2野菜コーディネーター

収穫した旬の野菜の味や栄養を最大限に引き出して健康的な生活をサポートできる「野菜コーディネーター」の資格もおすすめです。

この資格はホールフード協会が認定しており、職業としてだけではなく、ご家族の健康維持のために取得する方も増えています。

ダイエット・疲労回復・冷え性の解消などの目的別のレシピ、野菜がシャキシャキなうえにビタミンCが2倍以上も増えると話題の「低温スチーミング」、残った野菜の活用法などエコライフについても学べる通信講座を約4カ月で修了して資格が取得できます。

テキスト・DVD・学習ノート・課題集などがついて3万8,700円(税込)です。
「収穫した旬の野菜を美味しく食べる方法についても学びたい」「講師としての活動の幅を広げたい」という方におすすめの資格です。

6-3ガーデニングの資格

土を触ったり草花を育てたりするのが好きな方にはガーデニングの資格がおすすめです。
野菜を育てる基礎を学んだあとは、空いているスペースで草花を育ててベランダや庭をおしゃれにトータルデザインしてはいかがでしょうか。

庭全体をデザインできる資格があれば講師としての多面的な能力のアピールにもなり、SNS・ブログでも関心を集めやすくなるでしょう。

「SARA スクールジャパン」「諒設計アーキテクトラーニング」には6カ月(最短2カ月)で「ガーデニングアドバイザー」と「園芸インストラクター」の2つの資格が同時に取得できるコースや、資格試験の受験が免除されるコースがあります。

ベランダ菜園の資格と同様、教材・練習問題・模擬試験・添削サポートがついて、基本コースは5万9,800円(税込)、試験が免除されるコースは7万9,800円(税込)です。

ガーデニングの資格取得は「自宅のベランダや庭をデザインして癒しの空間をつくりたい」という方におすすめです。

07まとめ

ベランダ菜園は、小さなスペースで野菜を育てられることで近年人気を集めています。
気軽に始められるものの、育てる環境や管理の仕方が野菜の味に影響するため、ある程度の知識も必要です。

野菜の種類に適した育て方を学ぶことで、野菜づくりがより楽しくなり、食生活や生活スタイルも豊かになるでしょう。

園芸関係の仕事や趣味でベランダ菜園の魅力を多くの方に伝えたいなら、資格取得がおすすめです。
スクールに通うのが難しい方は、無理なく計画的に学べる通信講座を検討してみてはいかがでしょうか。

エリアから見つける

北海道・東北
北陸
関東
東海
関西
中国・四国
九州・沖縄

ジャンルから見つける