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教室おけいこ見つけ隊コラム Vol. 27

盆栽資格を趣味にも仕事にもいかす!盆栽を学べるおすすめ資格6選

2023.01.25
日本の伝統文化として、最近は海外でも人気を集めている盆栽。
苔玉やミニ盆栽のブームによって、若い世代にも愛好家が増えており、関心が高まっています。

盆栽を取り扱うには、盆栽に関する専門知識が必要です。
趣味として盆栽を楽しむ場合はもちろん、仕事として活躍の場を広げるなら、確かな技術が求められます。

こちらに趣味や仕事にいかせる盆栽資格をまとめました。
盆栽を学び、楽しみながら役立つ資格を知りたい方は、ぜひご覧ください。
目次

01盆栽とは

盆栽とは、野生に自生している植物を「盆栽鉢」と呼ばれる鉢の中で育て、造形美を楽しむものです。
「盆栽」の「盆」は樹木・花・草を植える鉢を指し、「栽」は生きている植物を意味します。

そのため盆栽は、盆栽鉢と植物のどちらか一方が欠けることなく、両方が揃って初めて成立すると言われています。

1-1盆栽と通常の園芸の違い

盆栽は園芸の一種ですが、通常の園芸とは違う点が多数あります。

一般的に「園芸」は植物を元気に育てるものですが、「盆栽」はそこに空間デザインや芸術性を加えたものだといえるでしょう。
そのため、通常の園芸には無い、盆栽特有のポイントやテクニックがあります。

【盆栽が持つ一般的な園芸とは違うポイント】
・盆栽鉢と植物がセットになって初めて成り立つ
・樹木・花・草の仕立て方
・枝の選定や根の切りつめのやり方
・針金で枝を曲げるなど盆栽独特のテクニック

一般的な園芸であれば植木鉢はもちろん、地面に植えても成立しますが、盆栽は盆栽鉢と植物がセットにならないと成立しません。

また、植物の仕立て方やそれを成立させるためのテクニックも独特です。
一般的な園芸と比べると、盆栽は育て方によって、個性や創造力を発揮できる特徴があります。

完成した盆栽の鑑賞方法も、通常の園芸とは違う点があります。
盆栽の鑑賞は、仕立てから植物や盆栽鉢の背景を読み取り、込められたストーリーを深読みして楽しむものです。
この楽しみ方は、植物の配置や色を楽しむ「ガーデニング」とはまた違った魅力があります。

このように盆栽には、通常の園芸とは違うポイントがたくさんあります。
盆栽は一見すると、通常の園芸のように植木鉢に植えて楽しむのと、そう変わらないように感じる方もいるでしょう。
しかし実際は細かいところに違いがあり、盆栽を楽しむには専門的な知識と技術が必要です。

02盆栽資格のいかし方

盆栽を楽しむ上で、必要な知識や技術を得るのに役立つのが、盆栽資格です。
盆栽資格は趣味として盆栽を楽しむのはもちろん、使い方次第では就職や転職にも役立ちます。

続いて、盆栽資格のいかし方を解説します。

2-1趣味の盆栽に資格をいかす

盆栽を趣味として楽しむには、育て方や仕立ての読み取り方などを知っておかなくてはなりません。
盆栽資格を取得すれば、資格の勉強を通して、これらの知識や技術を効率的に学べます。

趣味の盆栽を披露する場所として、盆栽のコンテストがあります。
盆栽資格を目指して勉強すれば、コンテストの参加や入賞に役立つ知識が身に付きます。
盆栽の知識や技術がすでにある方でも、コンテストの参加・入賞を目指しているなら、盆栽資格はとても役に立つでしょう。

2-2園芸や盆栽を扱うお店の就職にいかす

盆栽の知識や技術は、趣味の場だけでなく、就職や転職にもいかせます。
盆栽や園芸に関する商品・サービスを扱うところでは、盆栽に関する知識や技術が求められます。
盆栽資格は、こうした会社やお店に就職・転職する際のアピールとして、活用可能です。

具体的には、以下の会社やお店で役立ちます。

【盆栽資格をいかせる就職・転職先】
・盆栽を取り扱う専門店
・園芸に関する品を取り扱うお店や企業
・ホームセンター
・盆栽を装飾として使う職種・お店・企業

盆栽資格は盆栽の取り扱いはもちろん、植物の扱いに慣れていることもアピールできます。
植物を取り扱う職場への就職・転職を考えているなら、盆栽資格はあなたの強みになるでしょう。

03趣味にも仕事にもいかせる「盆栽資格」6選

華道を習うのは敷居次に、趣味や就職・仕事のスキルアップに役立つ「盆栽資格」をご紹介します。
盆栽とも関係の深い「園芸資格」についても解説しますので、ぜひ資格選びの参考としてお役立てください。

3-1盆栽クリエイター認定試験

「華道アドバイザー」は、華道の歴史やお花の活け方、流派のルーツなど、華道に関する基礎知識が身についていることを証明する資格です。

華道に興味があるすべての方に、入門編としておすすめしたい資格です。

当資格は、多くの資格取得者を排出した「諒設計アーキテクトラーニング」が提供する「通信講座」で取得できます。
お好きな時間に取り組めるため、家事やお仕事でお忙しい方でも楽しく受講できます。

さらに当講座は、「華道アドバイザー」と「花の活け方インストラクター」2つの華道資格が一度に取得できる、非常にお得な講座です。

【資格の基本情報】
※日本デザインプランナー協会(JDP)主催の「盆栽クリエイター」は、「盆栽士」に名称が変更されます。
(名称変更に伴う、試験範囲や合格基準などの変更は一切ありません。)
受験資格 特になし
受験料(税込) 10,000円
受験申し込み方法 インターネットから申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 偶数月の20〜25日
(申込期間は受験月の前月)
資格試験内容 ・盆栽の歴史
・盆栽に使う樹種の知識
・海外での盆栽のあり方
・盆栽に使われる土・鉢・肥料・苔
・灌水
・剪定の種類や剪定を行う季節
・針金かけ
・植え替え
・菜摘の種類や樹種ごとの菜摘の方法
・葉刈り
・病害虫の種類と対策
・月別の管理方法
・盆栽用語
・盆栽の選び方・買い方

盆栽に関する一通りの知識と技術が学べる資格です。
盆栽の選び方や買い方・手入れまでの幅広い知識を得られます。
趣味はもちろん、盆栽資格を仕事にいかしたい方にもおすすめです。

試験は2か月に一度開催されており、在宅で受験できるため、スケジュールも組みやすいでしょう。
試験に向けて一点集中したい方はもちろん、仕事や家事の合間に挑戦したい方でも、気軽に受けられる資格です。

3-2苔玉士

【資格の基本情報】
受験資格 特になし
受験料(税込) 10,000円
受験申し込み方法 インターネットから申し込み
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
試験日程 偶数月の20〜25日
(申込期間は受験月の前月)
資格試験内容 ・盆栽について
・盆栽の魅力と効能
・盆栽の歴史
・盆栽の樹種
・ミニ盆栽とは
・海外での盆栽
・樹形
・苔玉について
・苔玉の作り方
・苔玉の手入れについて
・盆栽の置き場所
・土について
・鉢について
・肥料について
・苔について
・灌水について
・剪定について
・針金かけについて
・植え替えについて

盆栽の一種である苔玉の作り方と、使う道具に関する知識が得られます。
盆栽に関する基本的な知識から、苔玉や盆栽を置くのに最適な置き場所など、盆栽と苔玉に関する幅広い知識を学べるのが特徴です。

こちらの資格も2か月に一度試験があり、在宅受験のため、スケジュールを立てやすいところが嬉しいポイントです。
スケジュールを立てやすい分、受験対策もしやすい資格といえるでしょう。

3-3盆栽士

【資格の基本情報】
受験資格 特になし
受験料(税込) ・一括払い:56,100円
・分割払い:5,390円×11回(合計59,290円)
受験申し込み方法 「ハッピーゼミチャレンジ」の盆栽士技能講座ページより申し込み
受験方法 通信講座の受講
合格基準 講座内の課題にすべて合格する
試験日程 なし
資格試験内容 ・盆栽基本編
(盆栽の心・盆栽と自然・盆栽作りと心構え・基本樹形正面の決め方・盆栽各部の名称と見どころ・樹種と特徴・鉢と用土・名品鑑賞・飾り方・歴史・正統盆栽の基本)
・仕立て技術編
(・剪定技術の理論とその実際・芽摘み・葉刈りの理論とその実際・針金掛け技術の理論とその実際・特殊技術とその実際・寄せ植え・石つき・根連り・小品盆栽・盆景)
・培養管理編
(・培養環境と管理・灌水・施肥・植え替え・夏越し冬越しのしかた・病害虫の予防と駆除)
・繁殖技術編
(さし木・実生・接ぎ木・取木・株分け・山取り)
・応用技能編
(市場の動向と需要・苗木・半仕立て品生産の実際・販売戦略・技能・資格をいかした副業、収入の方法)

盆栽の一般財団法人日本園芸協会が主催している資格で、12回の講義で出される課題にすべて合格すると資格が得られます。
盆栽を扱う上で必要な知識はもちろん、盆栽をいかして収入を得る際に役立つ知識も学べる資格です。

学科だけでなく実技でも学べるうえに、疑問点があれば講師に何回でも質問できます。
専門家による目で、盆栽を取り扱う実力を評価してもらえるのも魅力です。
盆栽に関する知識や技術をしっかり身につけたい方に、おすすめの資格といえます。

3-4園芸装飾技能士

【資格の基本情報】
受験資格 ・1級:7年以上の実務経験または2級合格後2年以上・3級合格後4年以上の実務経験
(学歴により必要実務経験に違いあり)
・2級:実務経験2年以上または3級合格者
(学歴により必要実務経験に違いあり)
・3級:不問
受験料
※消費税は非課税
・学科試験:3,100円
・実技試験:18,200円
(都道府県により金額が違う場合あり)
受験申し込み方法 自分の住んでいる都道府県の職業能力開発協会にて申し込み
受験方法 指定の試験場にて受験
合格基準 ・1級:5割程度
・2級と3級:7割程度
(学科と実技片方だけ合格した場合は、次回以降不合格だった方の試験に合格すれば技能士を名乗れる)
試験日程 7月中旬〜9月上旬
(申込受付は4月初旬から)
資格試験内容 ・学科試験:室内園芸装飾法・材料・庭園・植物一般・観葉植物の維持管理・園芸施設・安全衛生
・実技試験:室内園芸装飾作業

園芸装飾の専門家としての国家資格です。
都道府県職業能力開発協会が実施しており、1級〜3級に分かれています。
盆栽の資格ではありませんが、園芸による装飾に関する知識を学べるため、盆栽の作成や管理にもいかせる資格です。

上級資格に挑戦するには実務経験が必要ですが、3級は実務経験がなくても受験できます。
園芸に関する幅広い知識や技術を得たいなら、3級から挑戦してみましょう。
盆栽資格を仕事にいかしたい場合は、盆栽資格と一緒に「園芸装飾技能士」の資格を取るのもおすすめです。

3-5生活園芸士

【資格の基本情報】
受験資格 ・一般財団法人 日本大学実務教育協会に入会する4年制大学または短期大学に入学後、規定の科目・単位を履修
受験料 なし
(大学入学費用が必要)
受験申し込み方法 講義の中で出される課題や目標をこなして取得する資格のため、なし
受験方法 講義の中で出される課題や目標をこなして取得する資格のため、なし
合格基準 講義の中で出される課題や目標をこなして取得する資格のため、なし
試験日程 講義の中で出される課題や目標をこなして取得する資格のため、なし
資格試験内容 ・園芸に用いる植物
・育苗
・寄せ植え
・造園計画
・園芸機材の取り扱い

ガーデニングに関する知識を得られ、家庭から地域まで幅広い場所でいかせる資格です。
資格取得には大学に通う必要がありますが、その分本格的な知識と技術を得られます。

ガーデニングの専門家になるための資格ですが、植物の取り扱い方を学べるため、盆栽に触れる際にも役立ちます。
盆栽だけでなく、幅広い園芸の知識が欲しい場合におすすめです。

3-6樹木医師

【資格の基本情報】
受験資格 特になし
受験料 4万円
(テキスト代・通信添削問題10回分・修了試験問題・各回指導料・各回答案返送料込み)
受験申し込み方法 メールにて案内書を請求し、その中の入学申込書を事務局まで送付する
受験方法 上記と同じ
合格基準 非公開
試験日程 10回の通信添削問題の修了後
(受講期間は6月〜10月とされているが、学習プランの相談・提案可能)
資格試験内容 樹医になるための必要な知識と技術

日本樹医会樹木医師養成センターが行っている資格で、樹木を取り扱う上で必要な知識と技術を得られます。
盆栽資格ではありませんが、木の取り扱い方や病害虫の予防・トラブル対処に関する知識を学べるため、盆栽の作成や管理にもいかせる資格です。

通信講座を受け、10回の添削問題を終えた後に修了試験に合格すると、取得できます。
講座が行われる時期が6月〜10月と決められていますが、相談すれば時期をずらすことも可能です。
盆栽を取り扱う上で、樹木に関する知識が特に欲しい場合に、おすすめの資格といえます。

04盆栽資格を通信で取得!おすすめ通信講座

盆栽資格の多くは、独学でも取得できる資格です。
しかし、効率的に資格取得を目指すなら、通信講座を活用しましょう。

盆栽資格を取得できる通信講座として、以下2つがあります。
・「諒設計アーキテクトラーニング」の「盆栽士W資格取得講座」
・「SARAスクールジャパン」の「盆栽・苔玉コース」

このふたつの通信講座は、「盆栽士(旧・盆栽クリエイター)」と「苔玉士」の資格を同時に取得できる通信講座です。
ふたつの資格を同時に勉強・取得すれば、片方のみ勉強したときよりも、深い知識や技術を得られます。

これらの通信講座は効率的に勉強できるカリキュラムが設定されており、以下の期間でふたつの資格が取得できます。
・「諒設計アーキテクトラーニング」は、最短2か月
・「SARAスクールジャパン」の「プラチナコース」なら、最短1か月
初心者の方でも6か月で資格取得ができるようになっているため、自分のペースにあわせた資格試験対策が可能です。

盆栽資格に興味が湧いたら、まずは「諒設計アーキテクトラーニング」の「盆栽士W資格取得講座」や、「SARAスクールジャパン」の「盆栽・苔玉コース」の資料を請求するところからはじめましょう。

05まとめ

盆栽は一般的な園芸とは違い、専門的な知識や技術が必要です。
この知識や技術は、趣味として盆栽を楽しむ場合だけでなく、盆栽や植物に関する仕事にもいかせます。

盆栽資格は、資格ごとに細かい違いがあるため、学べる内容に注目しながら選ぶのがポイントです。
また、盆栽とは直接関係がなくても、盆栽に役立つ知識を学べる資格もあります。
盆栽資格に限らず、幅広い視点で資格を選ぶといいでしょう。

「諒設計アーキテクトラーニング」や「SARAスクールジャパン」では、盆栽資格が取得できる通信講座を行っています。
興味を持たれた方は、ぜひお申し込みください。

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