主にイギリスで発達したとされる「西洋式リフレクソロジー」は、指のはらで柔らかくなでるように施術をするのが特徴です。
痛みはなく気持ちがよいため、リラクゼーション効果があります。
一方、台湾で主に行われているのが「東洋式リフレクソロジー」です。
指のはら、ときには木の棒などを使って西洋式よりも強い力で反射区を押さえます。
押さえて痛みのある部分は、なにかしらの不調を抱えている部分と考えられますが、治ってくるにつれて痛みはなくなっていきます。
日本国内では、これら西洋式・東洋式両方の特徴を取り入れた施術を行う方もいるようです。
1日でリフレクソロジーを学べる講座も中にはあります。
ただし特定の資格が取得できるというよりは、家族や友人など近しい方に行えるような簡単なものや、サロンでお客様に簡単な施術ができるという程度のものです。
1日通って得たリフレクソロジーの知識のみで開業するのは難しいでしょう。
最初にご紹介するのは、「日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)」主催の資格「リフレクソロジーjp」です。
「リフレクソロジーjp」では、東洋医学の歴史や考え方・リフレクソロジーの効果などの知識を有していることが証明されます。
施術で注意するポイントやボディケアの基本など実践的なことも学べます。
資格取得後は、「リフレクソロジーjp」としてカルチャースクール・自宅などで講師活動が可能です。
受験資格 | 特になし |
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受験料(消費税込み) | 10,000円 |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 正答率70%以上 |
試験日程 | 年6回 |
難易度 | ★☆☆ |
次にご紹介するのは「日本インストラクター技術協会(JIA)」主催の「リフレクソロジスト」資格です。
オイルを使ったリフレクソロジーの方法だけでなく、より効果を高めるための時間や頻度・食べ物に関する知識が身につきます。
またハンドリフレクソロジーや足湯・入浴方法など広範囲の知識を学べるのも注目ポイントです。
資格取得後は「リフレクソロジスト」を名乗れるようになります。
受験資格 | 特になし |
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受験料(消費税込み) | 10,000円 |
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 正答率70%以上 |
試験日程 | 年6回 |
難易度 | ★☆☆ |
この2つの資格の勉強ができるのは「諒設計アーキテクトラーニング」と「SARAスクール」の通信教育講座。
これらの通信教育講座を受講すれば、一度の勉強で両方の資格の知識を身につけられます。
どちらの講座も通常6ヵ月、最短で2ヵ月で資格取得可能です。
しかも通常コースに20,000円プラスした特別なコースを選択すると、課題をすべてクリアした時点で資格試験なしに2資格が取得できます。
「諒設計アーキテクトラーニング」の講座は「リフレクソロジーjpW資格取得講座」です。
基本講座 | スペシャル講座 | |
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料金 | 59,800円 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
添削 | 5回 | 5回+卒業課題1回 |
「SARAスクール」の講座は「リフレクソロジー資格取得講座」です。
基本コース | プラチナコース | |
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料金 | 59,800円 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(最短2ヶ月) | 6ヶ月(最短2ヶ月) |
添削 | 5回 | 5回+卒業課題1回 |
「リフレクソロジーjp」と「リフレクソロジスト」の受験料は合わせて20,000円です。
特別なコースでは、受験料分をプラスするだけで簡単に資格が取得できるため、非常にお得といえます。
「日本ヒーリングリラクセーション協会(JHRS)」認定の資格が「リフレクソロジープロライセンス実技士」です。
この資格は、資格試験代行機関に認定されている公認校「日本リフレクソロジスト養成学院REFLE」で「リフレプロ資格取得コース」を受講し、試験に合格すると認定されます。
養成学院は東京校・大阪校の2校があり、受講期間はおよそ1年です。
料金は260,700円と通信教育で学ぶよりは、かなり高めです。
しかし個別指導が2回、オープンのスクーリングが2回あり、集中して取り組める環境があります。
またオリジナルの動画教材もついているため、自宅で何回でも繰り返し学べます。
試験は実技・筆記試験が行われ、不合格の場合でも回数制限なく追試験を受験できます。
受験料や合格基準等はすべて非公開です。
西洋式リフレクソロジーを提唱する「日本リフレクソロジスト認定機構」では、4つのリフレクソロジーライセンスを取得できます。
その中でも一番の基本となるライセンスが「レギュラーライセンス」です。
全国にあるJREC加盟校で、レギュラーライセンス対応講座を修了すると受験できます。
レギュラーライセンスを取得すると、JREC加盟サロンを開業できます。
加盟校で受けられるレギュラークラスの講座は加盟校ごとに内容の差があります。
おおまかには、講座時間が30時間〜40時間、価格は20万円前後ですが、それぞれ確認が必要です。
受験資格 | 加盟校でレギュラーライセンス対応講座を修了した者 もしくはスクールの規定で受験資格を与えられた者 |
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受験料 | 11,000円(消費税込み) ※別途登録料16,500円・年会費13,200円 |
受験方法 | 筆記試験(実技の習熟度は各教室で審査) |
合格基準 | 非公開 |
試験日程 | 年3回 |
難易度 | ★★★ |
レギュラークラスの上には、「マスタークラス」「トップインストラクタークラス」「サポートケア・デイリーケア・リフレクソロジスト」があり、それぞれ講座を受講し、認定試験に合格することでライセンスを取得できます。
最近見かけることの増えたリフレクソロジー専門のサロン。
サロンでは資格がなくても雇用してもらえるところがほとんどです。
入社後は研修が行われます。
しかし資格があることで初任給がアップしたり、毎月の手当てがついたりする可能性があるため、ぜひ資格は取得しておきましょう。
整体やエステサロンでも、メニューの一つとして需要のあるリフレクソロジーを取り入れる店舗が増えています。
また「はり・きゅう」とリフレクソロジーを組み合わせて施術を行う店舗もあり、リフレクソロジストの需要は十分あると考えられます。
温泉施設の一角に、エステやリフレクソロジーを行うコーナーが設けられていることがあります。
タイ式マッサージやあかすり・足つぼなど、バリエーション豊富な施術を行っているところも多く、リフレクソロジー以外の知識も身につけられるでしょう。
店舗で一定の知識を身につけた後に、開業して自分のサロンをオープンさせる方もいます。
その場合はリフレクソロジーだけでなく、ほかの施術の資格も取得し、組み合わせて行う方が多いようです。
リフレクソロジーにはとくに資格は必要ありません。
ただし就職や開業の際に有資格者の方が有利になることは間違いありません。
リフレクソロジー資格を持っていることで、専門のサロンだけでなく温泉施設や整体・エステサロンなどでも働けるようになります。
勉強方法は通信教育と通学2つの方法がありますが、マイペースで取得するなら通信教育、多少お金がかかっても直接プロから教わりたい方には通学がおすすめです。
リフレクソロジーに関する資格は数多くあるので、内容をよく吟味してから選ぶようにしましょう。