ドッグトレーナーとして指導に携わる場合の勤務場所は、ドッグトレーニングスクールや犬のしつけ教室です。
仕事内容は犬を預かってトレーニングしたり、飼い主の自宅に出張した上でトレーニングしたりと職場の方針によって変わりますが、ドッグトレーニングの知識や指導方法をそのまま活かせます。
また、ペットショップに売り出される犬を子犬の段階で預かってトレーニングするなど、一般の飼い主以外から依頼を受けることもあります。
年収は300万円から400万円が基準です。
ドッグトレーニングは短期的な指導でもある程度の効果が期待できるので、ペットショップやペットホテルの店員など、トレーニングがメインではない勤務場所も候補になるでしょう。
ペットショップでの仕事内容は、店員として売り出される前の犬をチェックするときに悪癖になるような傾向があれば、その時点での改善を行うことなどです。
また、ペットホテルでは、より短期間の預かりになりますが、サービスの一環として飼い主が気になる点を改善するための簡易的なトレーニングを施します。
年収はペットショップでは300万円前後、ペットホテルでは250万円から300万円が基準です。
ドッグトレーナーを目指す人や自宅で簡易的なしつけを行いたい人に対する講師として、カルチャーセンターや自宅も勤務場所の候補になるでしょう。
初心者の受講生に教えるため、自分の持っている知識をわかりやすく伝えられるような工夫が必要になります。
年収は300万円前後が基準です。
ドッグトレーナーライセンスは、日本ドッグトレーナー協会(JDTA)が発行している資格です。
JDTAでは、この資格をA級からC級の3段階に分けていて、B級以上でドッグトレーナー等の仕事を始める上で十分な知識があることを示せる資格になります。
日本インストラクター技術協会(JIA)がペット・トリマーの資格の一種として発行している資格です。
JIAでは、専門知識を教えられる力があることを証明する資格を取り扱っていて、この資格では犬への指導だけではなく、ドッグトレーニング知識を教えられる力も証明できます。
日本生活環境支援協会(JLESA)がペット・動物の資格の一種として発行している資格です。
JLESAでは、生活に役立つ知識や技術力が水準以上あることを証明する資格を取り扱っていて、この資格では家庭で飼う犬に対して仕事として成立するレベルの知識や技術力を示せます。
ドッグトレーニングスクールのトレーナーや、ドッグトレーナーの講師として仕事をしたい人には、「犬のしつけインストラクター資格」がおすすめです。
教える力について証明できることから、犬の指導と講師として生徒への指導の両方でスキルを発揮できる資格になっています。
また、環境に合わせた犬のしつけについての知識も証明できるので、ペットショップ等でも資格による知識が活用できます。
以下は協会が開催する資格試験の概要です。
受験料 | 10,000円(税込) |
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受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | 協会の公式サイトの資格ページから |
また、試験日程は以下のようになっています。
資格検定試験 | 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回) |
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申込期間 | 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで |
試験期間 | 該当月の20日から25日の6日間 |
答案提出期限 | 該当月の30日必着(2月のみ28日) |
合格発表 | 翌々月の10日 |
受験資格は設けられておらず、1年に6回も試験が行われることから、年内でどのタイミングで勉強を始めても受験に間に合う可能性が高い資格試験です。
ドッグトレーニングスクールのトレーナーやペットショップ・ペットホテルの店員として仕事をしたい人には「ドッグトレーニングアドバイザー資格」がおすすめです。
ドッグトレーニングの基礎的な知識を体系的に理解していることを証明できる資格なので、ドッグトレーニングを実践的に行う仕事に適した資格になっています。
その知識に加えて、教えられる技術を身に付ければ、講師活動を行うことも難しくありません。
以下は協会が開催する資格試験の概要です。
受験料 | 10,000円(税込) |
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受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上 |
申込方法 | 協会の公式サイトの資格ページから |
また、試験日程は以下のようになっています。
資格検定試験 | 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回) |
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申込期間 | 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで |
試験期間 | 該当月の20日から25日の6日間 |
答案提出期限 | 該当月の30日必着(2月のみ28日) |
合格発表 | 翌々月の10日 |
試験の形式は犬のしつけインストラクター資格と同様で、1ヶ月前の申し込みで誰でも受験できるようになっています。
諒設計アーキテクトラーニングの「ドッグトレーニングアドバイザーW資格取得講座」は、基礎的なしつけから犬種別のトレーニング知識を学べる講座で、講座内容は2つから選択できます。
基本講座の概要は以下の通りです。
対象となる資格 | 犬のしつけインストラクター ドッグトレーニングアドバイザー |
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受講料 | 59,800円 分割:3,300円×20回(初回4,276円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
教材は2種類のドッグトレーニング資格の試験に沿った内容で、教材を進めながら5回の添削課題によって知識の習得度を確認していきます。
また、メールや付属の質問用紙で専門スタッフに無制限で質問もできるので、疑問をそのまま残さずに勉強できます。
一方、スペシャル講座の概要は以下の通りです。
対象となる資格 | 犬のしつけインストラクター ドッグトレーニングアドバイザー |
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受講料 | 79,800円 分割:3,800円×24回(初回3,891円) |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
教材や質問制度などは基礎講座と同じですが、添削課題とは別に協会が発行する卒業課題1回分が付属しています。
この卒業課題を受講期間の最後に提出することで、本来は資格試験で取得する2種類のドッグトレーニング資格を同時取得できます。
基本講座でも2種類の資格について勉強できますが、資格試験の申し込みは個別に行わなければなりません。
それに対してスペシャル講座では、添削課題が終わってからすぐに卒業課題を提出すれば確実に取得できるので、おすすめの講座です。
SARAスクールジャパンの「ドッグトレーニング資格取得講座」は、初心者からドッグトレーニングのプロを目指すための教材で勉強できる講座で、講座内容は2つから選択できます。
基本コースの概要は以下の通りです。
対象となる資格 | 犬のしつけインストラクター ドッグトレーニングアドバイザー |
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受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回 |
こちらの講座でも、添削課題や質問制度と併せて教材による勉強を進めていきます。
1日30分想定であることから、勉強時間を確保できれば早めに受講を終えることも可能であり、自分が受けたい資格試験の開催日に合わせることも容易です。
一方、プラチナコースの概要は以下の通りです。
対象となる資格 | 犬のしつけインストラクター ドッグトレーニングアドバイザー |
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受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヶ月(1日30分の勉強想定) 最短2ヶ月 |
添削回数 | 5回+卒業課題1回(資格試験免除) |
卒業課題付きのコースで、添削課題終了後に卒業課題の提出が完了すれば、2種類のドッグトレーニング資格を同時取得できます。
卒業課題は協会が発行するものですが、教材や添削課題を始めとした講座内でしっかり勉強しておけば、十分解答できる内容です。
関連する資格を複数保有しておけば、就職や集客の際に専門知識を深めていることをアピールできます。
2つの資格の同時取得にメリットを感じた人は、卒業課題付きの講座を利用してみましょう。