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教室おけいこ見つけ隊コラム Vol. 129

ドッグトレーニング資格とは?難易度・取得方法・活躍の場紹介

2024.06.11
近年はペットである犬が健康的に過ごせるよう、ケアやトレーニングへの関心が高い飼い主が多く、その需要に応える施設やプロは必要とされています。
その中でもドッグトレーニングを行うプロであるドッグトレーナーは、犬にしつけやマナーを指導できることから、様々な現場で活躍できる存在です。
そんなドッグトレーニングのプロについて、仕事を始める際の資格の必要性や主な勤務場所、取得時におすすめの学習方法などをまとめました。
目次
ドッグトレーニング資格を取得できる通信講座  ドッグトレーニング資格を取得できる通信講座

01ドッグトレーニングについて

ドッグトレーニングとは、家庭で飼われている犬に基本的なしつけやマナーを身に付けさせ、犬と飼い主の快適な生活を実現するトレーニングです。
正しい場所でのトイレや噛み癖の改善などは、飼い主が過ごしやすくなるのはもちろんのこと、犬にとっても健康的な生活やストレスの改善といった効果が期待できます。
飼われる前の子犬の頃から身に付けさせる場合と、既に飼われている犬に指導する場合の2つのパターンがあり、それぞれでトレーニング方法は異なります。
犬の年齢や犬種、飼われている環境などに適したトレーニングを行えるのがプロのドッグトレーナーです。

02ドッグトレーニングの資格の必要性と学習方法

ドッグトレーナーは大切なペットを預かる立場であることから、正しい知識や指導方法が明らかにできない場合は、飼い主側から信頼を得ることは難しくなっています。
したがって、ドッグトレーナーを雇う企業側も知識や指導方法の根拠となるものを示せない人物は、採用しづらくなってしまうのです。
そのため、ドッグトレーナーを仕事とする場合は、勤務場所にかかわらず知識や技術の根拠となる資格を取得しておくことで、就職や集客において有利に働きます。
ドッグトレーニングの知識を本格的に学習するときは、専門学校や通信講座を利用することが多く、卒業前後で資格試験に合格することで資格を取得できます。
専門学校の場合はドッグトレーニングを含めて動物の仕事に活かせる知識を幅広く学習できますが、卒業まで最低でも1年以上かかるところが多いでしょう。
その間にかかる通学費なども増える他、講義を受ける際の拘束時間もあることから、金銭と時間の確保に余裕がないと利用しづらい学習方法です。
一方、通信講座は隙間時間を利用した学習で受講から1年以内に完了可能であり、ドッグトレーナーを仕事とするための知識は十分身に付く教材になっています。
実生活が忙しい人や金銭・時間を他にも回したい人には、通信講座での資格取得がおすすめです。

03ドッグトレーナーの仕事内容・主な勤務場所・年収

ドッグトレーニングの知識は、犬に対する基本的なしつけやマナーの指導が含まれているので、犬と触れ合う機会のある仕事で役立ちます。
ここではドッグトレーナーの主な勤務場所や仕事内容、大まかな年収を紹介します。

3-1ドッグトレーニングスクールのトレーナー

ドッグトレーナーとして指導に携わる場合の勤務場所は、ドッグトレーニングスクールや犬のしつけ教室です。
仕事内容は犬を預かってトレーニングしたり、飼い主の自宅に出張した上でトレーニングしたりと職場の方針によって変わりますが、ドッグトレーニングの知識や指導方法をそのまま活かせます。
また、ペットショップに売り出される犬を子犬の段階で預かってトレーニングするなど、一般の飼い主以外から依頼を受けることもあります。
年収は300万円から400万円が基準です。

3-2ペットショップ・ペットホテルの店員

ドッグトレーニングは短期的な指導でもある程度の効果が期待できるので、ペットショップやペットホテルの店員など、トレーニングがメインではない勤務場所も候補になるでしょう。
ペットショップでの仕事内容は、店員として売り出される前の犬をチェックするときに悪癖になるような傾向があれば、その時点での改善を行うことなどです。
また、ペットホテルでは、より短期間の預かりになりますが、サービスの一環として飼い主が気になる点を改善するための簡易的なトレーニングを施します。
年収はペットショップでは300万円前後、ペットホテルでは250万円から300万円が基準です。

3-3カルチャーセンターや自宅開業によるドッグトレーナーの講師

ドッグトレーナーを目指す人や自宅で簡易的なしつけを行いたい人に対する講師として、カルチャーセンターや自宅も勤務場所の候補になるでしょう。
初心者の受講生に教えるため、自分の持っている知識をわかりやすく伝えられるような工夫が必要になります。
年収は300万円前後が基準です。

04ドッグトレーナーとしてのやりがい

ドッグトレーナーの仕事を続ける上でやりがいになるのは、犬と飼い主に快適な状態を提供できるところです。
犬の悪癖は飼い主の行動や飼育環境が原因になっていることもあるので、ドッグトレーナーの仕事が結果として飼い主と同時に犬の助けになる可能性があります。
双方が依頼前よりも快適に過ごす姿を見たり、飼い主に感謝されたりすることが、ドッグトレーナーとしての使命を果たせたと実感できる瞬間になるでしょう。
一方で、ドッグトレーナーの仕事を続ける上で気を付けたい点として、時には厳しい指導が必要になることがあげられます。
長く飼われている成犬や老犬は、場合によって悪癖が簡単に治らないこともあり、その際には指導の中で厳しく注意する必要が出てくるのです。
犬好きであると辛く感じるかもしれませんが、犬や飼い主の環境改善のためにも仕事として割り切れると良いでしょう。

05ドッグトレーニングの代表的な資格

動物に関する資格は対応する動物や必要な技術に沿った様々な種類がありますが、ドッグトレーニングに特化した資格だけでも複数あります。
その中でも代表的な資格は、以下の3つになります。

5-1ドッグトレーナーライセンス

ドッグトレーナーライセンスは、日本ドッグトレーナー協会(JDTA)が発行している資格です。
JDTAでは、この資格をA級からC級の3段階に分けていて、B級以上でドッグトレーナー等の仕事を始める上で十分な知識があることを示せる資格になります。

5-2犬のしつけインストラクター

日本インストラクター技術協会(JIA)がペット・トリマーの資格の一種として発行している資格です。
JIAでは、専門知識を教えられる力があることを証明する資格を取り扱っていて、この資格では犬への指導だけではなく、ドッグトレーニング知識を教えられる力も証明できます。

5-3ドッグトレーニングアドバイザー

日本生活環境支援協会(JLESA)がペット・動物の資格の一種として発行している資格です。
JLESAでは、生活に役立つ知識や技術力が水準以上あることを証明する資格を取り扱っていて、この資格では家庭で飼う犬に対して仕事として成立するレベルの知識や技術力を示せます。

06ドッグトレーナーになるためにおすすめの資格

ドッグトレーナーは資格が必須ではありませんが、就職先や依頼者となる飼い主の信頼を得るために、知識や指導力の根拠となる代表的な資格を保有しておいたほうが良いと言えます。
代表的な資格の中でも、勤務場所や目的に沿ったおすすめは以下の2つの資格です。

6-1犬のしつけインストラクター

ドッグトレーニングスクールのトレーナーや、ドッグトレーナーの講師として仕事をしたい人には、「犬のしつけインストラクター資格」がおすすめです。
教える力について証明できることから、犬の指導と講師として生徒への指導の両方でスキルを発揮できる資格になっています。
また、環境に合わせた犬のしつけについての知識も証明できるので、ペットショップ等でも資格による知識が活用できます。
以下は協会が開催する資格試験の概要です。

受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上
申込方法 協会の公式サイトの資格ページから

また、試験日程は以下のようになっています。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回)
申込期間 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで
試験期間 該当月の20日から25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日)
合格発表 翌々月の10日

受験資格は設けられておらず、1年に6回も試験が行われることから、年内でどのタイミングで勉強を始めても受験に間に合う可能性が高い資格試験です。

6-2ドッグトレーニングアドバイザー

ドッグトレーニングスクールのトレーナーやペットショップ・ペットホテルの店員として仕事をしたい人には「ドッグトレーニングアドバイザー資格」がおすすめです。
ドッグトレーニングの基礎的な知識を体系的に理解していることを証明できる資格なので、ドッグトレーニングを実践的に行う仕事に適した資格になっています。
その知識に加えて、教えられる技術を身に付ければ、講師活動を行うことも難しくありません。
以下は協会が開催する資格試験の概要です。

受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上
申込方法 協会の公式サイトの資格ページから

また、試験日程は以下のようになっています。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回)
申込期間 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで
試験期間 該当月の20日から25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日)
合格発表 翌々月の10日

試験の形式は犬のしつけインストラクター資格と同様で、1ヶ月前の申し込みで誰でも受験できるようになっています。

07資格取得におすすめの資格講座

おすすめのドッグトレーニング資格には発行する協会が認定した通信講座があり、資格試験に沿った教材で勉強可能です。
さらに、2つの通信講座では資格試験免除で犬のしつけインストラクター資格とドッグトレーニングアドバイザー資格を同時取得できる講座も用意されています。
資格取得におすすめの認定通信講座について紹介します。

7-1ドッグトレーニングアドバイザーW資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングの「ドッグトレーニングアドバイザーW資格取得講座」は、基礎的なしつけから犬種別のトレーニング知識を学べる講座で、講座内容は2つから選択できます。
基本講座の概要は以下の通りです。

対象となる資格 犬のしつけインストラクター
ドッグトレーニングアドバイザー
受講料 59,800円
分割:3,300円×20回(初回4,276円)
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回

教材は2種類のドッグトレーニング資格の試験に沿った内容で、教材を進めながら5回の添削課題によって知識の習得度を確認していきます。
また、メールや付属の質問用紙で専門スタッフに無制限で質問もできるので、疑問をそのまま残さずに勉強できます。
一方、スペシャル講座の概要は以下の通りです。

対象となる資格 犬のしつけインストラクター
ドッグトレーニングアドバイザー
受講料 79,800円
分割:3,800円×24回(初回3,891円)
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回+卒業課題1回(資格試験免除)

教材や質問制度などは基礎講座と同じですが、添削課題とは別に協会が発行する卒業課題1回分が付属しています。
この卒業課題を受講期間の最後に提出することで、本来は資格試験で取得する2種類のドッグトレーニング資格を同時取得できます。
基本講座でも2種類の資格について勉強できますが、資格試験の申し込みは個別に行わなければなりません。
それに対してスペシャル講座では、添削課題が終わってからすぐに卒業課題を提出すれば確実に取得できるので、おすすめの講座です。

7-2ドッグトレーニング資格取得講座 | SARAスクールジャパン

SARAスクールジャパンの「ドッグトレーニング資格取得講座」は、初心者からドッグトレーニングのプロを目指すための教材で勉強できる講座で、講座内容は2つから選択できます。
基本コースの概要は以下の通りです。

対象となる資格 犬のしつけインストラクター
ドッグトレーニングアドバイザー
受講料 59,800円
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回

こちらの講座でも、添削課題や質問制度と併せて教材による勉強を進めていきます。
1日30分想定であることから、勉強時間を確保できれば早めに受講を終えることも可能であり、自分が受けたい資格試験の開催日に合わせることも容易です。
一方、プラチナコースの概要は以下の通りです。

対象となる資格 犬のしつけインストラクター
ドッグトレーニングアドバイザー
受講料 79,800円
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回+卒業課題1回(資格試験免除)

卒業課題付きのコースで、添削課題終了後に卒業課題の提出が完了すれば、2種類のドッグトレーニング資格を同時取得できます。
卒業課題は協会が発行するものですが、教材や添削課題を始めとした講座内でしっかり勉強しておけば、十分解答できる内容です。
関連する資格を複数保有しておけば、就職や集客の際に専門知識を深めていることをアピールできます。
2つの資格の同時取得にメリットを感じた人は、卒業課題付きの講座を利用してみましょう。

08ドッグトレーニング資格の取得で犬と飼い主に寄り添う仕事を始める

ドッグトレーナーは、ドッグトレーニングスクールや、ペットショップ・ペットホテル、トレーナーや飼い主にしつけの知識を教える講師として仕事を始められます。
仕事の中では犬に対して厳しい指導を行わなければならないこともありますが、犬と飼い主の双方に快適さを提供できるやりがいがあります。
ドッグトレーナーとして仕事を始めたい人は、犬のしつけインストラクター資格とドッグトレーニングアドバイザー資格を同時取得できる協会認定の通信講座の利用がおすすめです。
ドッグトレーナーの知識や指導力をどのような職場で活かすのか想像しながら、通信講座の公式サイトや無料の資料請求で受講を検討してみてください。

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