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教室おけいこ見つけ隊コラム Vol. 124

整体資格とは?難易度・取得方法・活躍の場紹介

2024.11.01
デスクワークや日々の家事において姿勢が固定化したり、無理な姿勢を取ったりすると、骨盤や関節の歪みが生じて、疲労や痛みの原因になってしまいます。
その状態を改善できるのは手技などを用いて歪みを矯正する「整体」であり、整体院を始めとした施設では整体のエキスパートによる処置が受けられるようになっています。
そんな整体のエキスパートについて、主な勤務場所や仕事としてのやりがい、資格取得に関する情報についてまとめました。
目次

01整体について

整体とは、主に指や手のひらを使った手技によって、骨格や関節の歪みを矯正して身体のバランスを整えることです。
日本における「整体」は民間療法や代替医療に分類されていて、手技による骨格等の矯正は、筋肉疲労の回復や体調不良の改善、美容効果に繋がると言われています。
そんな整体に関する資格があれば、身体の構造や負担をかけやすい箇所を理解し、不調なときには簡易的な処置ができるため、より健康な生活を送れるようになります。
また、他人に対しては本格的な整体の処置を行えるので、整体のエキスパートとして仕事を始めることも可能です。整体資格はこちら

02整体の資格の必要性と学習方法

手技や器具を用いて行う整体は、間違った処置を施してしまうと身体に負担をかけてしまう可能性があり、不確かな知識だと職場やお客様から信頼されなくなってしまいます。
整体のエキスパートとして仕事を始める際に整体の資格を取得しておくと、様々な就職希望先で客観的に知識を示す材料として有効に働くでしょう。
整体の知識は、カルチャースクールや通信講座で学ぶことが可能であり、それぞれで発行される資格や証明書によって、知識の理解度や実践レベルであるかを示せるようになっています。
その中でもカルチャースクールの場合は、対面で授業を受けられる反面、まとまった時間とお金が必要になります。
夜間授業などの利用によって、普段の生活と両立させながら学習できますが、体力的に厳しくなってしまう人も出てくる可能性があるでしょう。
一方、通信講座の場合は、基本的に在宅かつ好きな時間で勉強できるため、通学費を浮かせつつ、まとまった時間がなくても学習を進められるメリットがあります。
近年の通信講座では、手軽に質問できるため、わからないことをすぐに解消できるメリットがあります。
隙間時間を活用して勉強を進めたい人は、学習方法に通信講座を選んでみましょう。

03整体のエキスパートの仕事内容・主な勤務場所・年収

整体のエキスパートとして仕事を始める場合、勤務場所によって手技による処置をメインにするところもあれば、業務の一環として取り入れるところもあります。
ここでは主な勤務場所と仕事内容、職場ごとの大まかな年収を紹介していきます。

3-1整体院やサロンの整体師

整体のエキスパートとして手技による処置をメインにする場合は、整体院や整体サロンが主な勤務場所です。
仕事内容はお客様から疲労や痛みについてヒアリングした後に、症状に合った処置を施していくことになります。
年収は料金設定と訪れるお客様の人数で大きく変わりますが、300~400万円が基準です。
個人開業する場合は料金設定や開業日を増やすことで、さらに年収アップを狙えますが、知名度が低いうちは逆に基準値を大きく下回ることがあります。

3-2スポーツジム・フィットネスクラブのインストラクター

整体の知識や手技は筋肉疲労に対しても効果があるので、スポーツジムやフィットネスクラブのインストラクター、もしくは専門の整体師として働く道もあります。
インストラクターの仕事内容は、通常のジムやフィットネス業務をこなしつつ、トレーニングが終わったお客様に軽い処置や整体の観点からアドバイスしていくことになります。
一方、専門の整体師は、お客様にジムやクラブ内で整体の処置を施していくところは整体院等と同じですが、トレーニング直後の処置になる点が大きな違いです。
年収は正社員で考えると300万円前後が基準になりますが、整体の知識があることで、職場内の評価が上がれば、年収アップも期待できます。

3-3介護施設・福祉施設員

整体は指圧の加減や押さえる箇所を工夫すれば老若男女問わず処置できるので、介護施設や福祉施設も勤務場所の候補になります。
仕事内容はジムなどと同様に通常業務の一環として取り入れられる職場と、施設専門の整体師として勤める職場があります。
年収は夜勤など勤務形態に影響される部分もありますが、300~400万円が基準です。

3-4カルチャースクール・自宅開業の講師

資格の学習方法にもあったように、整体の知識を得た後は、カルチャースクール等で講師活動していく道も考えられます。
仕事内容は講座の趣旨によって変わり、座学以外にも日常的に活用したいなどの軽い処置であれば、テキストは使わずに実践的な手技を見せることもあります。
年収は300万円前後が基準で、自宅開業になると整体院などと同様に受講生の人数や開講頻度によって年収が変わってくるでしょう。

04整体のエキスパートとしてのやりがい

整体のエキスパートとして様々な職場で仕事をしていくときに共通するやりがいとしては、処置を受けたお客様が疲れや痛みが改善したことで喜んでくれることがあります。
様々な仕事で人が喜ぶ姿は見られるかもしれませんが、整体では自分の処置によってお客様の苦しみや悩みが改善したという実感を得られるでしょう。
また、事前にヒアリングを要することからお客様とコミュニケーションを取る機会も多く、その中でお客様と信頼関係を築いていけるところもやりがいと感じる人もいます。
一方で、仕事を続ける上で意識しておきたい点が2つあります。
一つは体力勝負の仕事であることです。
他の仕事でもある程度の体力は求められますが、整体では常に手を使い、時には身体全体に力を入れて処置しなければならない場面もあります。
仕事を続けるうちに慣れていく部分ではありますが、慣れるまでの期間は念頭に置いておくと良いでしょう。
もう一つは新しい知識を吸収する姿勢です。
整体の処置方法はより良いやり方や効果を求めて改良されているため、最初に知識を得たところで止まっていると、最新の技術に追い付けなくなることがあります。
処置を受ける側はもちろんのこと、整体師にとっても効率的で疲れにくい処置方法が出てくることもあるので、新しい整体の知識は積極的に取り入れましょう。

05整体のエキスパートの代表的な資格

整体のエキスパートとして仕事をしていく際、有利に働く整体資格は以下の3つが挙げられます。

5-1整体・ボディケアセラピスト

整体・ボディケアセラピスト資格は、日本能力開発推進協会 (JADP) が健康管理の資格として発行している資格です。
JADPでは、職業能力や雇用、経済活動に対して良い方向に働きかけられるような資格を多数発行していて、この資格はリラクゼーション業界を主とした内容になっています。

5-2整体セラピスト

整体セラピスト資格は、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が美容・健康・セラピーの資格として発行している資格です。
JAAMPでは心のケアに関する資格を中心に発行していますが、美容や健康についても身体のケアが心のケアに繋がるものと考えられており、この資格も整体による心と身体のケアを目的としています。

5-3ゆがみ矯正インストラクター

ゆがみ矯正インストラクター資格は、日本インストラクター技術協会(JIA)が発行している資格です。
JIAでは、名前にもある通りインストラクターとしての指導面を重視した資格が多数あり、こちらの資格では整体の知識を自分と他者の双方に活用できる内容になっています。

06整体のエキスパートになるためにおすすめの資格

整体のエキスパートとして就職する勤務場所では、整体資格が必須というわけではありません。
しかし、代表的な整体資格の中から就職場所に適した資格を取得しておけば、履歴書や面接でアピールできる要素になります。
代表的な整体資格の中でも、おすすめは以下の2つの資格です。

6-1整体セラピスト

整体院やサロンの整体師、介護施設・福祉施設員を目指す人には「整体セラピスト資格」がおすすめです。
整体に必要な基礎知識への理解があると証明できる資格なので、個人開業を含め整体師として働く際に提示できます。
また、他者への指導の仕方までの習得によってインストラクターや講師としての道も開けるでしょう。
以下は、協会が行う整体セラピスト資格試験の内容です。

受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上
申込方法 協会の公式サイトの資格ページから

また、試験日程は以下のようになっています。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回)
申込期間 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで
試験期間 該当月の20日から25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日)
合格発表 翌月の20日

1年に6回の頻度で定期的に試験が開催されているため、勉強が間に合わなくても次の試験まで1年待つ必要はありません。
ただし、該当月の試験を受験するためには1ヶ月前以内に申し込まなければならないので、勉強期間と受験の日程調整はしっかり行うようにしましょう。

6-2ゆがみ矯正インストラクター

スポーツジム・フィットネスクラブのインストラクターや、カルチャースクール・自宅開業の講師を目指す人には「ゆがみ矯正インストラクター」がおすすめです。
インストラクター資格は他人に教える技術の証明になるので、整体の知識のアドバイスや座学として教える場合には、より有効な資格になっています。
また、整体のテクニックに関する基礎知識の保有者であることを証明できるため、整体院やサロンの整体師としての履歴書・面接でも十分提示できる資格と言えます。
以下は、協会が行うゆがみ矯正インストラクター資格試験の内容です。

受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上
申込方法 協会の公式サイトの資格ページから

また、試験日程は以下のようになっています。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回)
申込期間 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで
試験期間 該当月の20日から25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日)
合格発表 翌々月の10日

合格発表日以外は整体セラピスト資格試験と同じような形式になっているため、受験機会には困らない資格試験になっています。
申込から試験までは少し時間が空くので、実際に試験に臨むときには自分の試験期間や答案提出期限を目に見えるところにメモしておきましょう。

07資格取得におすすめの資格講座

整体セラピスト資格とゆがみ矯正インストラクター資格には、協会が認定した2つの通信講座があり、資格取得を目指す人にはおすすめできる学習方法です。
両方の資格試験に対応した教材であることから、同時取得も目指せる通信講座になっています。

7-1整体セラピストW資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングの「整体セラピストW資格取得講座」は、整体の基礎知識や手技などのテクニックが学べる講座で、基本講座とスペシャル講座の2種類から選べます。
基本講座の内容は以下の通りです。

対象となる資格 整体セラピスト
ゆがみ矯正インストラクター
受講料 59,800円
分割:3,300円×20回(初回4,276円)
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回

協会の資格試験の過去問や整体のエキスパートの監修を受けたテキストで学習できるので、資格試験に向けて最適な教材になっています。
勉強時間は1日30分ずつ続けて6ヶ月で全て終わるような想定になっていて、1日あたりの勉強時間を調整すれば、さらに早く学習を進めることも可能です。
一方、スペシャル講座の内容は以下の通りです。

対象となる資格 整体セラピスト
ゆがみ矯正インストラクター
受講料 79,800円
分割:3,800円×24回(初回3,891円)
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回+卒業課題1回(資格試験免除)

教材や添削課題は基本講座と共通していますが、資格試験免除の卒業課題が受けられる内容になっています。
卒業課題は5回の添削課題を全て終えた後に提出し、合格すれば対象となる2つの資格試験が免除され、協会から2つの資格を付与されます。
資格の料金は受講料に含まれており、卒業課題は個別の申し込みをする必要がないことから、通常の資格試験よりもスムーズに資格取得が目指せる講座です。
2つの資格は証明する知識として共通する部分もありますが、専門分野に関する資格を複数所有していれば、知識がより確かなものであると証明できるメリットがあります。
受講料に問題がなければ、スペシャル講座の受講がおすすめです。

7-2整体資格取得講座 | SARAスクールジャパン

SARAスクールジャパンの「整体資格取得講座」は、整体のプロを目指す上で初心者でも理解できる教材とサポート体制が整った講座で、基本コースとプラチナコースの2種類から選べます。
基本コースの内容は、以下の通りです。

対象となる資格 整体セラピスト
ゆがみ矯正インストラクター
受講料 59,800円
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回

協会認定教材である点はこちらも同じで、添削課題では丁寧な指導が行われることから、試験対策に最適な講座になっています。
また、サポートとしてメールや付属の質問用紙による質疑応答にも無料で対応していて、メールの場合は混雑していなければ1日以内に返信されるので、早めに疑問を解消しながら学習を進められます。
一方、プラチナコースの内容は以下の通りです。

対象となる資格 整体セラピスト
ゆがみ矯正インストラクター
受講料 79,800円
受講期間 6ヶ月(1日30分の勉強想定)
最短2ヶ月
添削回数 5回+卒業課題1回(資格試験免除)

資格試験免除の卒業課題付きのコースであり、教材や添削課題をしっかりこなしていれば、卒業課題も問題なく合格できる内容になっています。
卒業課題を含めても受講期間は変わらないので、協会の試験日程に合わせづらい人にも卒業課題の利用はおすすめできます。

08整体の資格取得で整体師やインストラクターとして歩みだそう

整体のエキスパートは、お客様に適切な処置をしていく整体院やサロンの整体師以外にも、スポーツジムインストラクターや、カルチャースクールの講師として仕事を始める道があります。
そんな整体のエキスパートは、自分の処置によってお客様を喜ばせられたという実感を得られるやりがいがあるでしょう。
整体のエキスパートとして仕事を始めたい人には、協会認定の通信講座が用意した資格の同時取得がおすすめです。
整体のエキスパートとして毎日充実した仕事をしていくことを目標に、通信講座で資格取得を目指してみてください。

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