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教室おけいこ見つけ隊コラム Vol. 105

宝石資格とは?ジュエリー資格の難易度・取得方法・活躍の場紹介

2023.05.18
ジュエリーや宝石に携わる仕事をするのなら、宝石に関わる資格があるとさまざまな職種で役立ちます。

この記事では、宝石に関する資格の種類やその中でもおすすめの資格、資格取得方法やおすすめの通信講座までご紹介します。
目次

01宝石について

美しい輝きで古くから人々の心を魅了してきた宝石は、現在でも希少性が高く、高額で売買されています。
宝石とは、アクセサリーなどに使用される美しい鉱物です。
宝石の種類はたくさんあり、以下はその一部です。
  • ラピスラズリ
  • ガーネット
  • オパール
  • 黒曜石
  • モルダバイト
  • ダイヤモンド
  • ルビー
  • サファイア

大自然の中に2,500種類以上ある鉱石ですが、希少性が高く価値が高いものはわずか16種類ほどです。
耐久性や美しさ、珍しさなどから宝石としての価値は上がります。
その中でも「世界で一番硬い鉱物」と言われるダイヤモンドは産出量が少なく希少性が高いため、マーケットで高額取引されています。
美しい宝石は、アクセサリーとして加工されて身につけた人をより華やかに演出したり、ファッションをより魅力的に見せてくれたりします。
さらにどの時代でも婚約指輪や記念日といった、特別な日の贈り物としても世界中の多くの消費者に必要とされる商品です。

02宝石の資格の必要性と学習方法

宝石の資格を取得し宝石の幅広い知識を身に付けるのは、宝石のプロフェッショナルへの近道です。
宝石に関わる資格の学習方法は、独学で学ぶか通信講座で学ぶかの2つがあります。

2-1独学で学ぶ

実務経験などの条件がある資格もありますが、条件がない宝石の資格は独学でも学べます。
独学で学ぶには、取得したい資格発行協会のホームページ概要を確認し、試験の出題範囲の学習をします。
独学の場合は、試験の出題範囲をしっかりと確認したうえでの学習が大切です。
料金を抑えて学べますが、試験の出題範囲に関する情報を自分で調べて学習したり、過去問を探したりするため時間に余裕を持って取り込む必要があります。

2-2通信講座で学ぶ

通信講座で学ぶ方法は、希望するスクールの通信講座を申し込み、講座で用意されたテキストで学習します。
通信講座は、学習カリキュラムがしっかりしていて、用意された多くの過去問で試験の対策ができます。
効率よく最短で学習できるのが通信講座のメリットです。
デメリットは、独学よりも料金がかかる点です。

03宝石のプロフェッショナルができる仕事内容・主な勤務場所・年収

世界中で需要のある宝石に関する仕事はたくさんありますが、その中でも宝石のプロフェッショナルが活躍できる人気の仕事を3つご紹介します。

3-1買取専門店

買取専門店での主な仕事は、店舗に来店されるお客様から宝石やブランドバッグを買い取ったり、買い取った商品を独自のルートで再販したりする仕事です。
ショッピングモールや百貨店の中の店舗、街中の店舗が一般的な勤務先です。
また、店舗に来店されるお客様からだけでなく、国内外のバイヤーやマーケットからも買い取ります。
現地に買い付けに出向いたりインターネットで売買したりと、買い付け方法は多岐にわたるため、広いフィールドで取引する場合は語学力が必要とされます。
買い取りは、商品の適正価値を正しく評価できる宝石のプロフェッショナルの仕事の一つです。
宝石が本物か偽物か判断したり、ダイヤモンドの重量や透明度などをみたりするグレーディング力も必要となります。
買取専門店の社員の平均年収は314.8〜411.4万円です。
取引のフィールドを海外まで広げたり、古物商許可証を取得し経営者として年収を上げたりもできるため、勤続年数や働き方によって年収は大きく変わります。

3-2ジュエリー販売員

ジュエリー販売員は、ショッピングモール内の店舗やブランドの店舗などでジュエリーを販売する仕事です。
主な仕事は、ジュエリーを販売するための接客です。
その他にも、商品のディスプレイや在庫管理、レジや清掃、DM発送などの仕事をします。
来店されるお客様の目的はさまざまです。
妻の誕生日プレゼントを購入する男性、自分が使うために購入するOL女性、婚約指輪を買いたいカップルなど、来店されるお客様の性別や年代など、一人ひとりのニーズに合った商品の提案力が必要です。
また、たくさんの宝石の種類を熟知している必要があるため、宝石資格の知識が役立ちます。
ジュエリー販売員は、ジュエリーが好きで宝石に詳しく、人とのコミュニケーションが好きな人に向いている仕事です。
ジュエリー販売員の平均年収は338万円です。
給料は勤務先や経験、スキルによって変動します。

3-3ジュエリーデザイナー

ジュエリーデザイナーは、ネックレスや指輪などのアクセサリーのデザインを考える仕事です。
個人での活動もできますが、一般的にはジュエリーブランドやメーカーに雇われて働きます。
ジュエリーデザイナーになるためには、特に資格は必要ありません。
しかし希望メーカーに就職する際も、宝石資格は面接などで知識のアピールになります。
ジュエリーデザイナーはセンスが必要な仕事ですが、センスだけでなく宝石の基本的な知識や種類を知っていれば、デザインの幅を広げられます。
ジュエリーデザイナーの年収は300〜500万円です。
年収は経験や継続年数で変動します。

04宝石のプロフェッショナルとしてのやりがい

身につけてファッションをより華やかに、魅力的に見せてくれる宝石は、いつの時代も世界中の多くの人々を魅了し需要があります。
自身を魅力的にコーディネートできる宝石ですが、記念日や婚約といった人生の節目のイベントのプレゼントとしても人気があります。
宝石に関わるジュエリーデザイナーやジュエリー販売員の仕事は、さまざまな目的で宝石を求めるお客様のニーズに応えて商品をデザインしたり、商品選びのアドバイスをしたりと、お客様一人ひとりのサポートができるやりがいのある仕事です。
他にも宝石の売買に関わる買取専門店や宝石バイヤーといった宝石の適正価値を判断する仕事では、宝石の知識を活用し仕事をこなしていき、日々実績を積むごとにスキルを磨いていきます。
こういった宝石の売買に関する仕事では、海外の現地に買い付けに行ったり、国外でもフィールドを広げたりして活動できるため、働き方が多岐にわたるのも魅力です。
そんな宝石のプロフェッショナルは、宝石の基礎知識が豊富にあり、宝石の加工方法やカットのスキルを身に付けており、宝石に携わるさまざまな仕事で活躍します。

05宝石の代表的な資格

宝石に関する資格はいくつかあり、宝石に携わる仕事で活かせるため人気があります。
宝石の代表的な資格を以下で5つご紹介します。

5-1宝石鑑定アドバイザー

宝石鑑定アドバイザーは、宝石の豊富な基礎知識と特徴を熟知しており、宝石の正しい価値がわかります。
資格取得すると、宝石鑑定アドバイザーとして、宝石に関するさまざまな仕事で活用できます。

5-2鉱石セラピスト

鉱石セラピストとは、宝石の基礎知識から宝石のカットや加工方法まで宝石について幅広い知識を習得している人物で、宝石に関する仕事に活かせる資格です。
鉱石セラピストの資格があれば、さまざまな仕事で求められる宝石の豊富な知識と教養を身に付けている証明になります。

5-3貴金属装身具製作技能士

貴金属装身具製作技能士は、ジュエリー職人の国家資格です。
ジュエリー職人としての技術が認められるこの資格は3級から1級まであり、1級が最も難しく技術が高い証明となります。
資格取得には、業務経験や専門学校などで関連する学科を修了するなどの受験資格が必要です。

5-4ジュエリーコーディネーター

ジュエリーコーディネーターは、日本ジュエリー協会が発行する資格です。
資格取得により、ジュエリー販売の知識を有する証明となります。
お客様へのコーディネートの提案やアドバイスをするための資格となり、ジュエリーに関する豊富な商品知識を学べます。

5-5JBS宝石鑑定士

JBS宝石鑑定士は、ジュエリースクールJBSが認定している宝石の資格です。
宝石・ジュエリーの価値を正しく判断し、ジュエリーの魅力をわかりやすく伝えるための資格です。

06宝石のプロフェッショナルになるためにおすすめの資格

宝石に関わる5つの資格をご紹介しましたが、その中でも宝石の基礎から学べて仕事に活かせる資格を選ぶなら、宝石のプロフェッショナルが目指せる「宝石鑑定アドバイザー」と「鉱石セラピスト」がおすすめです。

6-1鉱石セラピスト

鉱石セラピストは、日本メディカル心理セラピー協会(JAAMP)が発行する資格です。
鉱石セラピストは、以下の宝石に関する基本的な知識があると証明されます。

  • 宝石の基礎知識
  • 宝石の歴史
  • 宝石の種類
  • 宝石の色
  • 宝石のカットの方法
  • 宝石の加工・処理の方法

宝石のカット方法ではブリリアンカットやステップカット、アンカットダイヤモンドなど、加工や処理では含侵処理、着色処理などの知識を保持しています。
資格取得後は、豊富な知識を教える鉱石セラピストとして活躍できるうえ、自宅でカルチャースクール講師の活動もできます。
以下は資格発行協会の試験の概要です。

受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
申込方法 インターネットからの申し込み

資格取得の受験申し込みはインターネットで行い、在宅で受験する方法で資格取得します。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回)
申込期間 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで
例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで
試験期間 該当月の20日から25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日)
合格発表 翌月の20日

鉱石セラピストの試験は、偶数月の2ヶ月に1回行われます。
詳しくは、以下の鉱石セラピストの資格を発行している日本メディカル心理セラピー協会のサイトから確認できます。

6-2宝石鑑定アドバイザー

宝石鑑定アドバイザーは、日本生活環境支援協会(JLESA)が発行する資格です。
以下の宝石の基礎知識がある証明になります。

  • 宝石の見分け方
  • 宝石の産出国
  • 宝石の特徴
  • 宝石の価値

宝石の正しい価値や特徴に精通しているため宝石に携わる仕事で重宝される資格です。
以下は資格を発行する協会試験の概要です。

受験料 10,000円(税込)
受験方法 在宅受験
合格基準 70%以上の評価
申込方法 インターネットからの申し込み

受験の方法は在宅受験となり、合格には70%以上の評価が必要になります。

資格検定試験 2ヶ月に1回開催(2,4,6,8,10,12の1年に6回)
申込期間 該当月の1ヶ月前の初日から末日まで
例:2月の試験の申し込みの場合は、1月1日から末日まで
試験期間 該当月の20日から25日の6日間
答案提出期限 該当月の30日必着(2月のみ28日)
合格発表 翌々月の10日

宝石鑑定アドバイザーも、偶数月の2ヶ月に1回行われます。
合格発表は、宝石鑑定アドバイザーのほうが時間がかかります。
資格取得したい時期が決まっているのであれば、早めに試験の申し込みをすると良いでしょう。
詳しくは、以下の宝石鑑定アドバイザーの資格を発行している日本生活環境支援協会のサイトから確認できます。

07資格取得におすすめの資格講座

資格取得におすすめの講座は「諒アーキテクトラーニングの宝石鑑定アドバイザーW資格取得講座」と「SARAスクールジャパンの宝石資格取得講座」の2つです。
おすすめ講座の2つの概要から詳しいコースの内容までご紹介します。

7-1宝石鑑定アドバイザーW資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

宝石の資格取得におすすめの講座1つ目は、諒アーキテクトラーニングの「宝石鑑定アドバイザーW資格取得講座」です。
宝石鑑定アドバイザーW資格取得講座では、以下の2つの資格を同時に学べます。

  • 鉱石セラピスト
  • 宝石鑑定アドバイザー

講座は、基本講座とスペシャル講座からコースを選べます。
以下は基本講座です。

対象となる資格 鉱石セラピスト
宝石鑑定アドバイザー
受講料 59,800円
分割3,300×20回(初回4,276円)
受講期間 6ヶ月
(最短2ヶ月)
添削回数 5回

最短2ヶ月で、鉱石セラピストと一緒に宝石鑑定アドバイザーも学べます。
基本講座は費用を抑えたい方、片方だけの資格取得を目指す方におすすめです。
以下はスペシャル講座です。

対象となる資格 鉱石セラピスト
宝石鑑定アドバイザー
受講料 79,800円
分割3,800円×24回(初回3,891円)
受講期間 6ヶ月
(最短2ヶ月)
添削回数 5回+卒業課題1回

資格取得時に資格発行協会の試験が免除されるコースがスペシャル講座です。
講座修了時に卒業課題の提出により資格取得できるので、確実に取得したい方、早く取得したい方におすすめです。

7-2宝石資格取得講座 | SARAスクールジャパン

宝石の資格取得には、SARAスクールジャパンの「宝石資格取得講座」もおすすめです。
宝石資格取得講座は2種類ある「宝石基本コース」「宝石プラチナコース」から選べます。
以下は宝石基本コースです。

対象となる資格 鉱石セラピスト
宝石鑑定アドバイザー
受講料 59,800円
受講期間 6ヶ月
(最短2ヶ月)
添削回数 5回

SARAスクールの宝石基本コースは、鉱石セラピストと宝石鑑定アドバイザーを同時に学習できます。
宝石基本コースで学習した後に各資格試験を申し込み、資格取得します。
以下は宝石プラチナコースです。

対象となる資格 鉱石セラピスト
宝石鑑定アドバイザー
受講料 79,800円
受講期間 6ヶ月
(最短2ヶ月)
添削回数 5回+卒業課題1回

宝石プラチナコースでは、卒業と同時に鉱石セラピストと宝石アドバイザー資格がまとめて取得できます。
試験免除なので、最短で資格取得したい方におすすめです。

08宝石についての知識を身に付け、ジュエリーに携わる仕事で活躍するには資格取得がおすすめ

古くから人々に愛されてきた美しい宝石は、現在でも価値ある存在です。
そんな宝石の元となる鉱石は宝石の基本となり、宝石を扱う仕事をするならば鉱石の知識は必須と言えるでしょう。
宝石に興味があれば、鉱石セラピストや宝石鑑定アドバイザーの資格取得をして、宝石に関わる仕事で活躍してみませんか?
独学でも資格取得できますが、今回ご紹介した通信講座で効率よく資格取得にぜひ挑戦してみてください。

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