トリマーの仕事をする際、資格を取得する義務はありません。
しかしペットサロンなどで働く場合、トリマー関連の資格を取得しておくと技術の証明ができるため、圧倒的に有利でしょう。
ペットトリミング資格取得に向けて学習するには、トリマー専門の学校などに通う方法が一般的です。
学校にはトリマーのプロ講師が常駐し、座学や実技の授業を通じてトリミング技術を身につけられます。
しかし、専門学校に通学するにはまとまったお金が必要で、時間も拘束されます。
そのため、人を選ぶ学習方法といえるでしょう。
一方で、トリミングに関連した通信講座を受講する方法が注目を集めています。
通信講座の中には、1日30分の学習で十分なものがあります。
仕事や家事・育児で忙しい人でもすきま時間を活用して学習できるのが、大きなメリットです。
ペットサロンは、ペットのための美容室です。
たくさんの犬や猫がヘアスタイルを整えるために、飼い主とともに来店します。
飼い主の要望をしっかりと聞き、ペットのヘアカットをします。
ペットサロンで働く際には、犬や猫がよりかわいくなるための技術を磨く努力が必要です。
また、犬や猫のヘアスタイルにも流行があるので、最新のスタイルをチェックするのも大切な業務と言えるでしょう。
一方でペットサロンは、グルーミングと呼ばれるペットの身づくろいも行います。
適切なグルーミングは、清潔保持だけでなく、けがや病気の予防になります。
気になるペットサロン勤務の年収ですが、約250万くらいが平均です。
しかし、大手チェーン店なのか個人経営なのかによって差があります。
動物病院で動物看護士として勤務する際、トリミングやグルーミングをおこなうケースがあります。
院内では、流行のヘアスタイルにするのではなく、あくまで治療のしやすさに重点をおいたヘアカットをします。
また、病気やけがの予防のために、院内で身づくろいをしたほうがよい場合は、自ら飼い主に提案する場合もあるでしょう。
動物看護士として勤務する際、トリマーに関する資格も取得しておくと、知識を活かして獣医師を適切に助けられるはずです。
動物病院で動物看護士として勤務する際、年収は約300万が一般的です。
しかし、地域によってばらつきがあります。
トリマーとしてペットサロンなどで実務経験をしっかり積むと、独立も夢ではありません。
開業の仕方は、自分の店舗を構える・自宅の一室をサロンにするなど、いろいろな方法があります。
また、事情があってペットサロンに行けないペットや飼い主に着目し、出張専門のトリマーになる方法もあります。
独立してフリーランスのトリマーを目指す人は、開業する際に必要な知識を身につける資格の取得も検討するとよいでしょう。
開業トリマーの年収は、経費や人件費などを引いて約650万前後です。
しかし、経営の状況などにより大きく違いがあります。
JKC公認トリマー資格は、トリミングの技術を保持している証明をする資格です。
ジャパンケンネルクラブが主催しています。
トリミング技術と経験のレベルにより、C級(初級)・B級・A級・教士・師範の中から選択して受験するシステムです。
JPLA認定トリマーライセンス資格は、ペットサロンにおいてトリミングする技術を認定するものです。
日本ペット技能検定協会が発行しています。
自身の技能によって、トリマー1級・トリマー2級・トリマー教師から選び、受験するスタイルです。
トリマー開業インストラクター資格は、トリミングに関する知識にプラスして、トリマーとして独立するための知識も身につけた証明です。
教える技術に特化した資格を専門とする、日本インストラクター技術協会が発行しています。
ペットトリミングアドバイザー資格を取得するためには、トリマーについて基本的な知識を中心に、トリミングをするうえでの手順も深く身につけます。
衣食住に関する資格が専門の、日本生活環境支援協会が発行している資格です。
「トリマー開業インストラクター資格」は、トリミングの基本的な知識のほかに、開業する際に必要なノウハウを身につけた証明できる資格です。
資格の取得で、トリマーに関連するさまざまな仕事で知識を活用できるうえ、トリマー開業インストラクターとして講師活動も可能となります。
以下、協会がおこなう検定試験の概要です。
受験料 | 10,000円(消費税込み) |
---|---|
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
申込方法 | インターネットからの申込み |
検定試験の日程は、下記の通りです。
資格検定試験 | 年6回開催(偶数月) |
---|---|
申込期間 | 試験月の前月1ヵ月間 |
試験期間 | 試験月の20~25日 |
答案提出期限 | 試験月の30日必着(2月は28日必着) |
合格発表 | 試験月の2ヵ月後10日 |
検定試験は年6回開催されているため、自分の都合が良いときを選んで気軽に受験できます。
試験期間が近くなると、問題用紙と答案用紙が自宅に郵送され、受験するシステムです。
そのため、試験会場までの交通費や時間がかかりません。
「ペットトリミングアドバイザー資格」を取得するためには、犬や猫を種類別にわけ、それぞれのトリミング方法をしっかりと身につける必要があります。
また、はさみ・バリカン・シャンプーなどの道具類についても深く学習するため、それぞれの使用方法にも詳しくなれるでしょう。
「ペットトリミングアドバイザー資格」を取得した後は、ペットサロンなどで身につけた知識を活かせます。
ほかにも、ペットトリミングアドバイザーとして、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができます。
以下、検定試験の詳細です。
受験料 | 10,000円(消費税込み) |
---|---|
受験方法 | 在宅受験 |
合格基準 | 70%以上の評価 |
申込方法 | インターネットからの申込み |
日程は、下記の通りです。
資格検定試験 | 年6回開催(偶数月) |
---|---|
申込期間 | 試験月の前月1ヵ月間 |
試験期間 | 試験月の20~25日 |
答案提出期限 | 試験月の30日必着(2月は28日) |
合格発表 | 試験月の2ヵ月後10日 |
試験の日程を決めたら、試験を受ける1ヵ月前に申し込みをしましょう。
検定試験は、試験期間中の都合がよいときに受験できます。
試験の時間は決まっていないため、日中忙しい人でも受験をあきらめずに受験できるのが魅力です。
諒(りょう)設計アーキテクトラーニングで運営している、ペットトリミングアドバイザーW資格取得講座の受講で2つの資格取得に向けてしっかり学習できます。
まずは、基本講座を詳しくご説明します。
対象となる資格 | ・ペットトリミングアドバイザー ・トリマー開業インストラクター |
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受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヵ月 (最短2ヵ月) |
添削回数 | 5回 |
講座の受講期間は、1日30分を想定しています。
そのため、仕事や家事・育児などの合間に学習を積み重ねれば、十分に卒業が可能です。
トリマーのプロ講師による添削が5回あるため、定期的に間違いを正してもらいながら資格取得への道を進めます。
下記は、スペシャル講座の詳細です。
対象となる資格 | ・ペットトリミングアドバイザー ・トリマー開業インストラクター |
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受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヵ月 (最短2ヵ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
基本講座の課程を修了後、卒業課題を提出するのがスペシャル講座です。
卒業課題の提出により2つの資格を取得できます。
検定試験を自身で申し込む手間がはぶけるうえ、試験を受けるより先に資格取得ができるのは大きなメリットです。
2つの資格取得は不要と思われる人もいるかもしれませんが、1つ1つの資格は似ているようで実は違う内容の資格です。
2つの同時取得で、履歴書に記入する際、知識をより深く持っていると証明できます。
SARAスクールジャパンで運営されているペットトリミング資格取得講座の受講で、下記の2資格が取得できます。
まずは、基本コースを詳しくご説明します。
対象となる資格 | ・ペットトリミングアドバイザー ・トリマー開業インストラクター |
---|---|
受講料 | 59,800円 |
受講期間 | 6ヵ月 (最短2ヵ月) |
添削回数 | 5回 |
教材は、トリミング経験の豊富な講師によって構成されています。
初心者でもわかりやすいテキストで、だれでも気軽に受講できる講座です。
また、学習を進めるうえで疑問を感じた時には、その都度講師に質問できる体制がしっかり整っています。
下記は、プラチナコースの詳細です。
対象となる資格 | ・ペットトリミングアドバイザー ・トリマー開業インストラクター |
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受講料 | 79,800円 |
受講期間 | 6ヵ月 (最短2ヵ月) |
添削回数 | 5回+卒業課題1回 |
プラチナコースとは、基本コースの課程に卒業課題がプラスされたものです。
学習後、卒業課題の提出で、「ペットトリミングアドバイザー資格」と「トリマー開業インストラクター資格」を取得できます。
プラチナコースは、基本コースに比べて2万円高いです。
しかし基本コースは、課程を修了後、自身で検定試験を申し込む必要があります。
検定試験の費用は、1資格につき1万円なので、2つの資格を申し込むとプラチナコースの費用と一緒になります。
自身で検定試験を申し込むと、合格発表まで約3ヵ月かかります。
そのため、なるべく早く資格を取得したい場合は、プラチナコースの受講がおすすめです。